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2020.06.30 Tuesday
エアライン業界
エアラインや観光の業界はコロナウィルスの影響で大不況だ。
ルフトハンザが国の支援を受けたり、ANAやJALが来年度の採用をストップしたりしている。 観光も、この状況では今年中の回復は難しいと思う。 ワクチンや特効薬でもできないと、人々にマスコミや専門家が植え付けた恐怖心はなくならないだろう。 日本は幸い感染症の規模はインフルエンザ以下で大したことはなかったのだが、それでもこんな状況。 欧米は状況はもっとひどく、死者が日本よりも2桁多い。 だから、エアラインや観光業以外も大きな打撃だろう。 早く回復するのを祈るのみだ。 エアライン、観光、ホテルなどは学生が憧れる業界でもある。 特にCA(キャビン・アテンダント)は一部の女子の憧れの職業でもある。 CAの専門学校もあり、そこにダブルスクールで通っている人までいる。 たいがいはANAやJALの元CAや、元社員が先生をやっていたりする。 今年は早々にANAが採用中止、ちょっと遅れてJALが採用中止を宣言した。 エアライン関係の学校に行っていた学生などは、ショックだったろうと思う。 ANA、JALが採用を中止しても、まだ通っている学生もいる。 しかし、大方の学生はエアラインの業界を(いったん)諦めて、他の業界に振り替えている。 そういう学生と面談すると、やはりモチベーションが上がらないという。 それはそうだろう。 大学に入る前からCAになりたい、という夢をもって、大学に入ってもダブルスクールでやっていたのだ。 そう簡単に諦めきれない。 彼女らは、まだANAやJALを受けて落ちたのなら諦めもつく、という。 ぶっちゃけた話、たいがい落ちるのだ。 憧れている人数が多く、なれる人が少ないのだから、当たり前。 ANA系列のエアラインスクールでは、ANAの1次面接が免除されたりする。 ANAにとっては、いいサイドビジネスだろう。 調べてみると、たくさんの専門学校がエアライン学科を設けていたりするので、CAになりたい人が本当にたくさんいることがわかる。 それだけの需要があるのだ。 夢を売る商売と言ってしまえばそれまでだが…。 実際、CAの離職率は高く、しんどい仕事であることがわかる。 それだけの苦労をしてなっても、やめる人が多いのだ。 とにかく体力が必要だし、女社会でやっていくことも必要。 なおかつ、保安要員なので、ニコニコしているだけではダメということもある。 そういう人たちが、CAスクールの先生になるのかもしれない。 このコロナウィルスの影響で、インターネットを使ったテレビ会議なども爆発的に普及した。 もしウィルスの問題が解決しても、確実に国内、海外の出張は減るだろう。 観光は元に戻るだろうが、旅客量やホテルの宿泊数は元には戻らないと思う。 これまでは、ネットの影響は中間業者を飛ばして、直接事業者と顧客がつながる「中抜き」だったが、この状況がもっと広がって、人の「移動」自体がなくなる、ということだ。 人と人が会うのに、「移動」がいらない、というのは大きな革命だろう。 エアラインスクールも淘汰の時代だろう。 交通インフラの業界はどうなっていくんだろうか。 |
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