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2020.06.17 Wednesday
大学生の政治離れ
大学生の政治離れが進んでいるらしい。
大学生協の学生生活実態調査でわかったとのこと。 具体的には、2019年10〜11月、全国の国公私立大学2万1,846人から83の大学生協がウェブ調査で聞き取り、このうち30大学、1万832人分の回答を集計した結果、19年7月の参院選に「投票した」学生は44.7%で、2,016年比6.7ポイント低いという。 下宿生は行きたくても、実家に帰らないと行けないので仕方ないのだが、自宅生、下宿生とも低下したという。 おまけに、日本の未来について明るいと考えている学生は23.3%で15年比9.9ポイント減。 これはどちらかというと、政治離れというより、関心があるからこそではないか。 モーニング娘が出てきて、「ニッポンの未来は世界がうらやむ」と歌った「LOVEマシーン」が発売されたのが、1999年。 あの頃はバブルだった。 おそらく、大学生は政治に関心など持ってなかったと思う。 何の根拠もなく、日本の未来は明るいと思っていただろう。 当時サラリーマンだったぼくは、仕事がバカみたいにしんどかった。 毎日、午前0時を過ぎて帰っていた。 当然、日本の未来など考えなかった。 ただただ日本中が浮かれていた時代。 それからバブルが崩壊して、低成長の時代に入って、今でもほとんど経済成長はない。 正規の仕事をしている間は、やっぱりそんなに政治のことや社会のことなど気にならなかった。 目の前の仕事があったからだ。 2014年に非正規になって、やっと暇になり、だんだんと社会のことにも目が行くようになってきた。 結局、年をとって、暇になったから、政治や社会のことに関心を持つ。 仕事をしていて、みんなが政治や社会のことに関心など持てるわけがない。 最近、政治のことや社会のことにうるさくなったのは、きっと年寄りが増えて暇人が増えたからだろう。 高齢化社会というのは、そういう社会なのだ。 高齢化社会というのは多死社会でもある。 人がどんどん死んで、あまり生まれない。 そんな世の中になると、どうしても先が暗いと思う。 そんなの当たり前だ。 今の高齢者たちがどんどん鬼籍に入っていったら、また明るいことを考えるようになるのではないか。 そんな気がする。 |
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