考えたこと2

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Fender Japan
ニューズウィークの記事に「ギター人気復活を導く「スーパークール」な和製ギター」という見出しの記事があった。
MIYABIというギタリストが今世界中で人気らしいが、その写真が出ている。

ライブ映像を見てみたが、ちょうどベースのスラップ(昔で言うチョッパー)の激しいやつ、という感じのギターが特徴。
親指を反らせて低い音を弾き、残りの指を使って高い音を出す。
ああいう弾き方はピックを使ってはできないだろう。
音の数が多く、ビートを刻みながら、高い音をアクセントに出すという感じ。
ライブを見ていると、ギターを弾くというより叩いている。

テレキャスターというフェンダーのモデルにセンターピックアップをつけたものを使っていた。
なんと世界ツアーもやっているらしい。
すごいギタリストが日本にいたのだ。

2年前にフェンダーのCEOがギター不振に危機感を持って、いろんなことを始めた。
ギブソンは会社更生法の適用もされた。
「ロックは死んだ」という宣告もあった。
それが今はウソみたいだという。

80年代以降、エレキギターの人気がなくなり、苦しい時期を経たが、ここにきてギター産業はようやく息を吹き返したということだ。
そういえば、フェンダーの宣伝で最近フェンダージャパンのものが増えた。
力を入れているし、値段もだんだんと上がってきた。
フェンダーの中で、日本製は格落ち、という感じだったが今やジャパンプレミアムだ。
フェンダーのCEO自身が、「市場は毎年拡大している。エレキギターは死んだなんて話、今じゃ犬も食わないぞ」と記事の中で言っている。

2018年はちょうど底だったということか。
それでも、ギター業界が努力したから復活したという面もあるだろう。

2019年に4億5000万ドルだった市場規模は25年には5億4690万ドルに達する見込みだという。
めでたい話だ。
ギターは持ち運びが楽で、どこでも弾けるので、一般の人たちがYoutubeでギターを弾く動画も増えているとのこと。
なかでも、アジア市場は若い人たちも多く、市場規模としても大きい。
日本はアジア市場の中でギター先進国でもある。

最初はアメリカ製のコピーから始まって、1982年にはフェンダーが日本に生産拠点を持つまでになった。
フジゲンという会社がジャパンフェンダーを作っている。
日本の丁寧なギター作りが評価されたということだ。

おまけに、横山健とかチバユウスケというギタリストがバンドのコンサートで最大10万人のファンを呼べるという。
2人はもう中年ギタリストだ。
昔ながらのロッカーという感じ。
2人ともグレッチというフェンダーの傘下のセミアコがメイン。

今や中国の通販サイトでも、日本製のギターは評判がいいらしい。
えらいものだ。

ようやくギターの売れ行きは戻っていくようだが、ぼくはそれを牽引するギタリストたちを知らない。

そこが情けない。



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