考えたこと2

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生物との出会い
高校1年の時、担任の先生が生物の担当だった関係で、生物がわりと好きだったことは以前書いた。

今日の午前中散歩していたら、突然「カンパチコ」という言葉を思い出した。
担任の井上先生はいかにも関西人という感じだった。
生物は高校1年生の1年間、週1時間やってそれで終わりだったと思う。
たしか、月曜の7時間目だった。

最初に細胞の構造をやったような気がする。
なぜ「カンパチコ」という言葉が出てきたのか、思い出せないが、多分人間の身体は水でできているという話だったか。
それがなくなると、カラカラに乾く。
その状態を「カンパチコ」になる、と言ってたような気がする。

高校に入って、わりとすぐの時期だった。
すぐに先生のあだ名は「カンパチコ」になった。

それまで「新陳代謝」と言っていたものを「物質交代」と定義をした。
ちょうど学会では新しい分子生物学などが主流になってきたからだろう。
残念ながら、「物質交代」はあまり広まらなかった。
ぼくが会社に入っても、まだ新陳代謝という言葉だったと思う。
いまだに、物質交代という言葉を聞かない。

ちょうど生物学が曲がり角だったから、試行錯誤の言葉だったんだと思う。
先生は、以前は「新陳代謝」と言ってたが、これからは「物質交代」というんや、という説明をした。

ぼくはこの「物質交代」という言葉がかっこよくて好きだった。
生物は生きていくために何かを身体に入れる。
それを取り込んで、要らなくなったものを捨てる。
それが「物質交代」だ。

物質交代がなくなると、生物は死ぬ。
死んだらカンパチコになる。
黒板いっぱいを使って、汚い字で板書していた。
生物学の面白さを教えてくれた。

「カンパチコ」が懐かしい。



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