考えたこと2

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自動車産業の行末
トヨタでさえ、自動車産業の未来が明るくないと思っているようだが、部品メーカーはもっと明るくないと思う。
ここ数年、暗い話ばかりだ。

エンジンの部品のメーカーなど、どうしようという感じだろう。
ピュアEVが増えてくると、どんどん需要は減る。
普及のネックは電池の性能、値段と量産が難しいことだろう。
原料のリチウムがボトルネックだと思う。

それにシェアリングが追い打ちをかける。
日本の都市部みたいなところは、自家用車はシェアリングで済むところも多い。
自家用車の稼働率を考えると、車の需要はシェアリングで激減することになる。

それらを総合して、MaaS(Mobility as a Service)というものがある。
車という移動手段を、サービスとして付加価値を上げる、というようなものだ。
まだこれといったビジネスにはなっていない。
トヨタがモーターショーで展示していた、eパレットという車みたいに、窓が全面ディスプレイになっている移動式のお店などが検討されているが、どうなるかわからない。
おまけにこの面で主導権を持っているのは、グーグルなどに代表されるIT企業。
よけいのこと、どうなるかわからないのだ。

そこに、SDGsという追い打ちがかかる。
持続可能な成長ということで、化石燃料は目の敵にされる。
当分のあいだ車は化石燃料で走るが、そこもつらいところ。

ところが、LCAという言葉がある。Life Cycle Assessmentの頭文字。
その製品を作る段階からのCO2の量をトータルで見る、という考え方。
そうなると、単に電気自動車を作ればいいというわけではなくなる。
LCAが小さければ、ガソリンを使ってもいいのだ。
そういう評価もしていかないといけない。

自動車産業の裾野は広い。
家電がコケた今、日本を支えていると言っていい。
自動車部品のメーカーには、ぜひとも頑張ってほしいと思う。
革新的な部品を作り出すとか、新しい分野に進出するとか…。

ぜひモノづくりの火を絶やさないでほしい。

古いかもしれないが…。

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