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2020.04.22 Wednesday
8割削減
人との接触を8割削減したら、感染がゼロになるという。
言った本人は8割削減しているのだろうか。 在宅勤務になってから、外に出るのは一人で散歩の時か、スーパーに食料品を買いに行く時だけ、という感じだ。 ぼくはだいたい家でじっとしているのが好きだから、そう苦にはならない。 仕事以外の時間は、音楽を聞いたり、ギターを弾いたり、演芸を聞いたり、Youtubeを見たり、録りだめした映画を見たり、Webの記事を見たりして時間を過ごす。 インド製のお香も買った。 焚いてみると、なかなかいい感じだ。 でも、中には人と会わないと生きている感じがしないという人もいる。 そういう人はどうしているんだろう。 もちろん、職場に行かないといけない人もいる。 物流の仕事やインフラの仕事は行かないと仕事にならない。 本当に頭が下がる。 しかし、実際に8割削減というものの尺度が全くわからない。 ぼくの場合は職場に行かなければ、家族以外に会う人はいないので達成できるが、家族も人だから一人暮らしでもなければ8割は難しいだろう。 「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」には、「30日間に急速に収束に向かわせることに成功できたとすれば、数理モデルに基づけば、80% の接触が回避できたと判断される。」という記述があるらしい。 ということは、急速に感染者が減らないとすれば、8割削減は達成されなかったことになり、いつまでもダラダラと感染者が増えたらずっとこの措置を続けたほうがいい、ということになる。 本当にこんなことを続けるのだろうか。 よしんばゼロになったとしても、このグローバル化された世界で、鎖国でも続けなければ、その状態を続けることなどできるとは到底思えない。 イギリスのジョンソン首相が言ったように、集団免疫を人類が持つまで続くのだろう。 そう考えると、あの西浦センセイの言っていることは意味がわからない。 人間はウィルスを抑え込むことなどできないのだ。 できるのは時間稼ぎだけで、その間に藥かワクチンを作るしかない。 その時間稼ぎのためにやっているとしたら、いつまで続けるのか。 ゼロになって、自粛を辞めてまた感染者が出たら、どうするのだろうか。 何度も書くが、日本は200人ちょっとしか亡くなっていない。 アメリカは遅れて感染が始まって、もう2万人死んでいる。 これが日本人がきれい好きで、自粛好きだからという理由だけでそうなっているのだろうか。 ぼくはそうは思わない。 なぜそこに疑問を持たないのだろうか…。 結局この8割削減は経済などどうでもよくて、感染をゼロにしないと気がすまないということだけだ。 でもこんなことを続けていたら、もっと多くの人が経済困窮で死ぬことになると思う。 それを判断するのが政治家のはずなんだが…。 |
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