考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
民主主義の苦境
ウォール・ストリート・ジャーナルのチーフコメンテーターが、「民主主義の苦境」について記事を書いていた。
世界中の民主主義国家は混乱して、機能が低下しているように見える、ということだ。
トランプ大統領のような独善的なリーダーは、この傾向を指摘し、民主的なリーダーたちは、何かが軌道を外れてしまったと思案に暮れているという。

ヨーロッパを見ているとよくわかる。
2度の大戦を通じて、各国の結びつきを強め、西欧圏を一つのマーケットにしてしまう、という理想を掲げてEUを作ったのに、それが綻びてきた。
移民の問題が大きくなったのがその一因。
移民の安い労働力は欲しいが、それが制限なく入ってくるというのは嫌だ、というようなことだろう。
イギリスはとうとう離脱してしまったし、ドイツ首相は引退が決まっているし、フランス大統領は高齢者の評判が悪い。

アメリカの大統領選は、民主党の立候補者が左右に分かれて言い合っている。
ようやくバイデンに決まったが、それでも左右の溝は深い。

日本ではシルバー民主主義というような状態で、票の高齢化が起こっている。
そのため、政治家が高齢者に忖度して、若い人たちを優遇するような政策が取られにくくなっている。

もちろん、民主主義がベストな制度ではない。
時には衆愚政治に陥ることもある。
統治される側がポピュリズムや極度のナショナリズムに走れば、それが反映されるのは当然だ。
そこに民主主義の難しさがある。
だからこそ、統治される側の人たちの?育が大事なのだと思う。

さらに、今はSNSの影響も大きい。
ロシア、北朝鮮、中国は西側の国々にフェイクニュースや印象操作をしているらしい。
具体的に日本がどの程度影響を受けているのかはわからないが…。

ぼくらは戦後アメリカの影響を受けて、民主主義?育を受けた。
自由と平等の価値を教わったし、選挙で多種多様な意見の人たちを選べることはいいことだと思う。
でも、その多種多様な意見を悪用して印象操作をするのは悪質だ。
その印象操作に騙された人は、本気で操作された意見を言って世の中を変えたりするからだ。
アメリカの大統領選挙でも同じことが行われているという。

人々が多様であることが、民主主義の脆弱性を産むのかもしれない。
これからの時代、民主主義は受難の時代かもしれない。

でも、最後には民主主義が選ばれると思う。
これも教育の影響か…。



| | 考えたこと | 20:16 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/237921
トラックバック