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2020.04.12 Sunday
抗体検査
ジョンソン首相が入院しているイギリスだが、やはり科学の国だけある。
大規模は抗体検査を計画しているとのこと。 死者が3000人もいるのだから、本当の緊急事態だろう。 残念ながら、輸入した中国製の抗体検査キットの信頼性が低くて、まだできないでいるが、そういう計画を立てるところがスゴイ。 感染の真っ只中だが、もう出口を考えている。 集団免疫という考えを示していたが、それを確認するためには、どれだけの人がすでにコロナにかかっているかが鍵。 だから、抗体検査ということだ。 コロナから回復した人には免疫証明書を出す計画もあるという。 その人たちは普通の生活ができる。 都市封鎖に関係なく仕事ができるのだ。 こういうことをやらないと、緊急事態からの出口はなかなか決められないだろう。 人間はウィルスには勝てない。 ウィルスと共存するしかないのだ。 だから、感染が進まないと、いつまでたっても流行は終わらない。 人口のある割合の人がコロナにかからないといけないのだ。 ワクチンが開発されればいいが、そこまで待っていられないのだろう。 いくら急いでも1年はかかるらしい。 医療資源の範囲内におさえつつ、どうやって重篤者をケアするか、ということだ。 軽い症状や無症状の人は病院から追い出すしかない。 その人たちの良識に期待して、自宅待機してもらうしかないと思うのだが…。 アメリカも自国の検査キットでカリフォルニアで抗体検査が始まった。 そうしないと、感染度合いもわからないし、いつまでこれが続くかも推定できない。 一日も早く普通の経済活動をするためにやっている、という側面もある。 日本も早く抗体検査キットを作って、東京でも大阪でもいいから大規模な検査をすべきだ。 それが恒久的に経済活動を再開させるために必要だ。 計画が示されないと、心配ばかりが募る。 マスコミが馬鹿みたいに煽るのもよくない。 現実離れした数字でシミュレーションをしたって、現実離れの結果が出るだけだ。 あんな現実離れした数字に基づいて、よく緊急事態宣言などしたものだと思う。 今の日本の状況の数字をイギリス政府に見せたら、きっと「なんで緊急事態なの?」というのではないかと思う。 もちろん、紳士の国だからそんなことは言わないろうが…。 コロナ不況で自殺者が増えないように、一刻も早くやってほしい。 |
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