考えたこと2

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オリンピック騒ぎ
オリンピックが1年程度延期になり、いろいろややこしい。
テレビでは7月開催の予定で、相変わらず盛り上げる番組をやっているが、あれはどうなるのだろうか。
まさか1年間続けるということはないと思うのだが…。
やっている方も、見ている方も、何となく力が入らない微妙な番組になってしまう。

嵐も解散してしまうし、ジャニーズ事務所もどうしようか困っているだろう。
解散の花道をオリンピックで、という思惑は大外れになった。
本当にいろんなところに影響が出る。

テレビ局にとっては、オリンピックはたった2週間とはいえ、一大イベントだ。
これでもか、これでもかと盛り上げようとする番組が目立ったと思う。
しげしげ見たわけではないが、そういうことだ。

最近のスポーツのテレビ中継は、ドラマ性を盛り上げて、魅せようとする。
選手の紹介も、昔で言う因縁めいたものまで見せて、ストーリー化する。
そういう手法が目立つようになった。
特に、バレーのワールドカップなど、ひどいものだ。

それは、昔ほど強くなくなって、試合ごとに見せ場を作らないといけない、ということも関係があるのだと思う。
中継のスタート時にはアイドルグループが歌ったり、休憩時間には応援ブースに陣取って派手にやる。
純粋にスポーツを見ているという気がしないのだ。

この数年間で、本当に印象に残っているスポーツの試合といえば、2016年のリオのオリンピックで、バドミントンの高橋・松友ペアが優勝した試合。
次男と一緒に見たのを覚えている。
あの時は、手に汗握る接戦だった。

デーブ・スペクターがインタビューに答えて言っていた。

「平和のための開会式だというが、オリンピックを開催して世界のどこが平和になっているというのか。24時間テレビと同じだ。やっても地球は救われていない。
現代のオリンピックは、美化されていて、白々しさがある。お金もかかりすぎだし、若者をつなぎとめるために種目を増やしたりと、無理してやっていると思う。」

ぼくもそう思う。
無理してやっている感じはすごく感じる。
感動の押し売りという感じだ。

「今、延期になって(テレビ局の)みんなが心配しているのは、えー、まだ引っ張るの?と。松岡修造があのテンションを維持できるのかが心配。来年まで、ずっとあの選手やあの選手を(テレビで)使い続けないといけないの、とか。
ただでさえ、みんな早く終わりたいと思っているのに......。オリンピックを観たくないわけではないのだが、とにかく今のやり方はオーバーだと思う。」

まだどうするか、正式に決まっていないと思うが、たしかに松岡修造があのテンションを持ったまま1年頑張れるのだろうか。
ぼくは事前の盛り上げ方が、前回の1964年に比べて、だいぶ違うと思う。
昔はもっとあっさりしていたし、それでいいのだと思う。
純粋にスポーツで感動すればいいのだ。
やれ、勇気をもらっただの、元気をもらっただの、あんまり言い過ぎだ。

「アメリカで、オリンピック番組のスペシャルキャスターにタレントを使うというのは考えられない。専門家かアナウンサーか、そのスポーツをずっとやっていた人が務める。でも日本は現場にタレントを送り込む。ショーアップしすぎだ。
純粋にスポーツ中継としての自信があるならそこまでする必要はないのに、日本のテレビはオリンピックに限らずスポーツにタレントを絡めたがる。そうする理由の1つは、アメリカのようにメジャーなスポーツ専門チャンネルがなくて、地上波での放送になるから。
本当の意味でのスポーツ中継ならタレントは必要なくて、試合と実況と解説だけでいい。でも放送権に巨額を支払っているので、どうにかしてゴールデンタイムで放送したいとなると、タレントが必要になる。」

日本でも、スポーツ専門チャンネルを作ってやればいいのだ。
そこはわけのわからない素人に毛の生えたようなタレントは使わず、純粋に専門家の解説を聞かせてほしい。
きっとそちらの方が人気が出ると思う。

「アメリカ人の認識では、アスリートはあくまで自分がそのスポーツをやりたいからやっているわけで、国のためにやっているわけでもないし、見ている側もアスリートにお願いしてやってもらっているわけではない。スポーツに対する態度がフラットだ。」

本当に、見ている方が干渉しすぎだと思う。
頑張ったと拍手をすればいいだけだ。
何かを与えてもらうために見ているのではない。

もっと見るほうが主体性を持って、マスコミに踊らされないようにした方がいい。

マスコミは煽るばかりだぞ。

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