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2020.04.01 Wednesday
志村ショック
昨日、今日の通勤電車の人数がガタッと減った。
大阪の環状線は10時過ぎならガラ空きだ。 去年の今頃は新入生はいるし、旅行客はいるし、勤めに出る人もいるしで、立たないと乗れなかったのに、今は余裕で座れる。 4月の1日になっても、座れるくらい、人の動きが止まっている。 ここ数日で人が減る要因といえば、やっぱり有名人の影響だろう。 ドリフターズの途中加入のメンバーで、解散以降もピン芸人で活躍していた。 もう70歳になっていたのかと驚く。 志村けんが亡くなったことが、みんなの行動に抑制をかけたのだろう。 これで日本のコロナによる死者数は66人。 志村の死は、日本の死者が65人から66人になったということだが、1/66以上の重みがある。 その他の人たちは、見ず知らずの一般大衆。 名前もわからない。 一方、志村はついこないだまでテレビに出ていて、遺族が紹介され、関係者のお悔やみの言葉も放送される。 だから、テレビを見ている人たちは、「死」を実感したのだと思う。 急に怖くなったのだ。 世界を見ると、イタリアが1万2428人、スペインは8189人、フランス3523人、アメリカ3440人となっている。 感染のスタートが1ヶ月ほど早かったのに、日本はまだ100人にも満たない。 きっと何らかの要因があるのだろうと思う。 テレビで怖い怖いと煽っている人たちは、こういう数字をわざと言わない。 人々が安心するのが怖い、というのは感染防止の観点からは事実だ。 しかし、経済活動を停止して、いつまで続けるのかとも思う。 話がそれた。 志村けんがドリフターズの頃は、ぼくはあまり好きではなかった。 単なるドタバタのお笑いで、それは関西のしゃべりの笑いからはだいぶ離れていたからだ。 しかし、時代は変わって、関西の笑いは人をバカにしたり、客をいじったり、単にタイミングで笑わせたり、身内でだけ通じるものになってしまった。 バカバカしい「バラエティ」などその種の笑いばかりだ。 しかし、志村の笑いはそういう楽屋落ちだらけの下らない笑いに比べたら、随分真っ当だと思うようになった。 最近は動物の番組に出ていたりして、いい年のとり方をしたなあと思っていた。 まだまだ活躍できたのに、残念。 |
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