考えたこと2

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リモートワーク
うちの息子達は2人とも東京にいるが、コロナウィルスの関係で今はリモートワークの日があるそうだ。
2人とも独身だが、リモートワークを歓迎しているのかというと、そうでもない。
理由はよくわからないが、会社に行くのもいい、ということだ。

リモートワークはたしかに便利だが、会社に行かないとできないこともある。
その最たるものが「雑談」だ。
ぼくは「雑談」の価値は会社に行くことに見合うものだと思う。

それは個人的な楽しみのためだけではなく、仕事のためにもなることだと思う。
誰かがこれだけITが進歩して、なぜシリコンバレーにIT企業が集積しているのかというと、やはり直接顔を合わせることが大事だということを言っていたが、そのとおりだ。
雑談の中から生まれるアイデアもあれば、それがプロジェクトに発展することもあるし、新製品につながることもあるのだ。

いろんな会社が雑談ができるAIを作っているが、まともに人間に対応できるものはまだまだない。
アラン・チューリングが、目隠しで話をして機械とわからないもののことを人工知能と呼ぶ、という言ったのもよくわかる。

そういう意味では雑談のないオフィスはダメだと思う。
昔は通信手段が電話だったから、始終誰かが電話をかけていて、話し声が飛び交うオフィスだった。
それがFAXになっても、ある程度は継続した。
ところが、それがメールになって、静かになった。
ちょうどその変曲点のところで、会社をやめて学校法人に変わった。

学校法人はまだまだアナログだったから、喧騒というほどではなかったが、やっぱり電話が多かった。
キャリアの部署は、ぼくが課長だったから、うるさい部署だった。
だから、ぼくは声のないオフィスでは働いたことがなかった。

なぜそういう変化が起こったのかはわからないが、今行っている学校法人のオフィスの中には全く雑談のないオフィスもある。
雑談をしていたら、うるさいと言われる。
静けさになれた人たちにとっては、話し声は不快なのだろう。
しかし、ずっと喧騒の中で仕事をしてきたぼくにとっては、これが仕事場かと思うほどだ。

息子たちの会社はまだ喧騒があるのだろう。
だから、会社に行ったほうがいい、という言葉が出てくるのだと思う。
それは、いいことだ。

雑談は脳を活性化させる。
じーっと黙って仕事をしていることがいいことだとは思わない。
でも、そう思わない人もいる。

困ったものだ。


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