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2020.02.21 Friday
マスク狂想曲
今朝のニュースで、ある人が電車でマスクをせずに咳をして、隣りにいた人が非常停止のボタンを押して電車を止めて、「降りろ」と怒ったということを言っていた。
乗務員が揉めている二人を降ろして、和解したということだ。 エライ時代だ。 うっかり咳もできない。 もちろん、咳をするときは口を覆うとかのエチケットはある。 でも、両手がふさがっていたりして、それができないこともある。 おまけに、マスクをするしないは本人の自由。 自分がマスクをしているからと言って、人に強要はできない。 最近、本当におかしいと思う。 朝から晩までコロナウィルスのニュースをやっている。 感染を止めないといけないのは事実。 それはやったらいいと思う。 しかし、何でもかんでも報道して、専門家と称する人がいろいろコメントするのはどうなんだろうか。 そんなことをするから、非常停止のボタンを押して電車を止める輩が出てくる。 クルーズ船だって、専門家が中に入って感染対策をやっていたのだろう。 何千人という人がいて、狭い船内で生活しながら対策するのだから、どうしようもないことだってあると思う。 それを、自分は専門家だからと入れてもらって、自撮りで「ここがダメ、恐ろしい」などと動画をネットに上げて拡散する人がいる。 あとから来て事情も聞かず、言いたいことだけ言うのはホントに簡単だ。 ご丁寧に海外メディアにまで宣伝している。 まずなぜそんなことになっているか、聞けばいいのだ。 よくわからないが、現場はそんなことはわかっていても、できなかったのではないか。 削除してごめんなさいでは済まない。 社会人としての常識が疑われる。 マスコミだって、感染を食い止めるためにはこうして下さい、疑わしいときはこうして下さい、こういうことはやめましょう、だけでいい。 そこから先はそれこそ専門家に任せたらいいのだ。 今日通勤の時に見ていたら、マスクをしている人が3割くらいいた。 買いに行ってもないから、減っているという効果もあるかもしれない。 使い捨てではなく、昔ながらのガーゼのマスクでもいいと思うのだが…。 マスクをするのが当然、と思う人は思えばいい。 それでも、マスクをしない自由だって保証されている。 しないといけない、と思ったらするのも自由。 それが法治国家というものだ。 |
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