考えたこと2

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掛け算の順序
以前、ツイッターを見ていたら、掛け算の順序のことが話題になっていた。
ぼくは掛け算の順序は入れ替え可能で、どっちかが先でなければならない、というのは「オカシイと思っている派」だ。

前から小学校の算数でおかしなことがある、とは書いてきたが、これもその一つ。
なんでかける数とかけられる数に、厳密に分けないといけないのかと思う。

理由は、「塊×いくつ分」と指導要領に書いてあるから。
だから、りんご3つのかごが5つあれば、3×5と書かないとダメだという理屈。
テストで5×3と書いたら、バツがつくらしい。
なんで「いくつ分×塊」ではいけないのだろう。

「順序は絶対派」の人はこういう。

「小2でこれを許すと「かけ算のテストだから見えてる数字を掛けて終わり!」とゆー何も考えない、そして数式をことばに、ことばを数式にできない子どもの出来上がり。
大人と、色んな部分が成長過程の子供の「正しさ・学びは別」なんだよ。それが分からん人は「黙ってろ」なんだわ。」

おそらく、教育関係者なのだろう。

それに対して、「オカシイと思っている派」の人はこう言う。

「僕たちが言ってるのは、「2×3と3×2は同じものなので、どんな文章題であろうとどちらを書いても構わない」ということだけです。文章題だから一方だけが正しいという主張は間違っています。どんな状況であれ、2×3と3×2は厳密に同じものです。同じものなのだから、どちらでも構いません」

ぼくはオカシイと思っている派なので、どう考えても後者の言っていることが正しいと思う。

百歩譲って、もしも順序は絶対派の人の言う、「成長過程の子供の正しさ、学びは別」だというのなら、それはいつ「別」でなくなるのだろうか。
もしそういう教育をしたのなら、いつか「掛け算の順番は本当はどうでもよくて、あれは君たちが成長過程だからああやって教えていたのだ」と伝えるのだろうか。

「順序は絶対派」の人だって、掛け算の交換法則が成り立つのは知っているはず。

それを教えずに、成長過程だからこっちが正しい、と教えているのは問題だろう。
それをしないのなら、逆に書いてもバツにしてはいけないと思う。

小学校の不思議や、小学校の算数で書いてきたが、これもオトナの都合だと思う。

いつからこんなことになったのだろう。

指導要領はいつ書き換えられるのだろうか…。



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