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2020.02.14 Friday
TuneCore
サブスクリプションというと、一定の使用料をはらって、そのサービスを利用できる、というもの。
月にいくらか払って、音楽が聴き放題、というのが一般的なものだ。 YoutubePremiumとか、アマゾンのプライムなど。 でも、音楽を配信する側のサービスもできていた。 Facebookを見ていると、宣伝が入っている。 TuneCoreというもの。 「誰でも自分の曲を世界185カ国以上の配信ストアで配信販売できるサービスです。 楽曲ファイルとジャケット画像があれば、誰でも簡単に配信ができます。」 ということだ。 要は自分で楽曲を作り、それをジャケット写真とともに登録すると、それをいろんなところで聞けるようにしてくれる、というもの。 配信の代行サービスという感じだ。 もちろん、Youtubeやアマゾンも配信先に入っている。 値段は、シングル ¥1,410(税抜)/年〜、アルバム ¥4,750(税抜)/年〜となっている。 ここに登録されたアーティストのリストがあるが、知ってる名前は一つもない。 路上ライブを演っている人たちが、こういうサービスを使って、「音楽販売中」のビラを撒いてファンに購入してもらう、というようなことだろうか。 意外とニーズがあるのかもしれない。 2018年の1年間でアーティストへの還元額が22億円、前年比で168%とのこと。 22億円というのはすごい額だ。 インターネットの発達で、どんどん世の中の共通言語がなくなっていく、ということをこないだ書いたが、こういうのもその一つだろう。 昔は流行りの歌はみんな知っていた。 ラジオやテレビで流れていたし、レコードやCDを売っていたからだ。 でも、今は音楽を作ってこういうサービスを利用すると、好きな人だけがそれをストリーミングできる。 定額サービスに入っている人たちが聴くのだ。 完全にデーターで流通する。 モノではないから、いくらでも作れる。 そうして、みんなが自分の好みのものを聴く時代。 1億総アーティストの時代だ。 なんならカラオケに行って、録音してもいい。 著作権が切れているなら、それをカバーとして販売もできる。 これからの時代、世の中がどんどん個別化していく。 この先に何が待っているのか、想像もつかない。 |
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