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2020.02.05 Wednesday
昆虫食
日本人は当たり前のように食べている食べ物だが、他の国の人から見たら驚くこともある。
スリランカから来ている留学生と日本人の学生と、セミナー前に話をしていた。 ぼくが食糧危機で昆虫食の話をしたら、虫を食べるのは気持ち悪い、という。 スリランカの学生も、うなずいていたが、ぼくは「日本に来てビックリした食べ物はあるか?」と聞いた。 そうすると、「イクラや明太子は気持ち悪くて食べられない」という。 日本人学生は「えー、あんな美味しいのに」という反応。 そんなものだ。 日本人は他国人から見るとゲテモノ食いたと思う。 まず刺し身。 これは海外では食べるところは少ないはず。 今でこそ寿司ブームで広まったが、食べられない人も多いと思う。 イカ、タコ、ナマコなども、最初に食べた人はエライ。 ああいうものは、大人が食べているから、食べ物だと認識できる。 小さい頃から当たり前のように食べていたら、それは食べ物になる。 ベジタリアンの子どもが、肉を気持ち悪くて食べられない、というのは当然だ。 イナゴの佃煮を食べたことがあるが、あれは甲殻類みたいな味だった。 小エビに近い。 飲み屋に行ったら「食べないか」と言われて食べた。 エビもイナゴも同じようなものだ。 見慣れているか、見慣れていないかの違いだろう。 ヨーロッパのチーズの類も同じようなもの。 臭いチーズはたくさんある。 慣れないととても食べられない。 結局、それを食べ物と思うかどうかのことだろう。 食糧危機で昆虫食が現実になるかもしれない。 それはとてもダメ、とみんな言うが、意外とすんなり食べられるようになるのではないか。 要は慣れればいいのだ。 昆虫食の未来は意外と明るいと思う。 |
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