考えたこと2

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頼もしい学生
「学生ホワイトハッカー 競技会で企業技術者圧倒」という日経産業新聞の記事があった。
秋葉原で実施された「セキュリティーコンテスト」での成績の話。
日本最大規模のコンテストで社会人チームを押しのけて、学生チームが優勝した。

システムの脆弱性を見つける課題だけでなく、そこを狙った攻撃を安価に食い止める、という課題だったらしい。
優勝したのは大阪のECCコンピューター専門学校のチーム。
初めて聞く用語を調べながら、寝不足に耐えて頑張ったらしい。

今は「バグ報奨金制度」というのがあって、企業システムのバグを見つけると、報奨金が出る。
そういうものを通じて、学生がゲーム感覚でやっている。
お金が出ると、インセンティブになるだろう。

ここ数年は企業のチーム(NTTやパナソニックなど)は上位に残れないほど、学生チームが強くなっている。
好きこそものの上手なれ、というやつかもしれない。
世界では毎日のようにシステムが攻撃され、レポートが出ている。
そのレポートを読んで、知識を更新していかないと勝てない。
上位の学生のセキュリティー技術は世界でもトップレベルらしい。

中には中学1年の時にゲーム機の通信に興味を持って、セキュリティー競技の精度を測る競技環境を作ったという強者もいる。
頼もしいホワイトハッカーだ。

2016年の経産省の調査の結果、セキュリティー人材が2020年には19万人不足すると予測された。
それでも、大学は旧態依然としたままであり、人材の育成には至っていない。
結局文科省は現状を変えたくないのだろう。
いくらでもやりようはあったはず。

サイバー空間は本当に戦争だ。
いろんな国のハッカーが動き回っている。
なんとなく日本語に守られていると思っていて、性善説の日本は知らぬ間にやられているような気がする。

役所関係者や企業でも高齢の経営者など、とても不安だ。
インターネットが家にない、という経営者など、論外ではないか。
もっと計画的に人材育成をしないといけないと思う。

そんな中でも、有望な人材が育っているのはいいことだ。
きっとそういう人材は取り合いになると思うが…。

そういえば、海外でもブラック・ハッカーを捕まえて、ホワイトにして味方にする、ということもやっていた。
育てる、というのは難しいのかもしれない。

セキュリティーのプロがもっと出てくることを望む。

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