考えたこと2

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ヘディングと認知症
スコットランドで12歳以下の子どものヘディングが禁止された、というワールドニュースを見た。
ヘディングが認知症と関係があり、子どものヘディングが悪影響があるという研究結果があるらしい。

子どものチームのコーチにインタビューしていたが、概ね禁止に賛成という感じだった。
12歳以下ならヘディングは必要ない、という意見を言う人もいた。
まだ因果関係が明確になっていないのだが、予防措置ということだ。
まだスコットランドだけみたいだが、この動きはどうなるのだろう。

サッカーが盛んなスコットランドで、こういう決定がされるところがエライところだと思う。
プロスポーツで日常的にサッカーをする人たちは、若い頃しか活躍できない。
若い頃は、何をしても平気だ。
身体を使うのが商売。

もちろん、サッカーでヘディングがなくなれば、見る方は面白くなくなる。
ゴール前での空中戦がなくなるからだ。

それでも、長いパスなどをヘディングして、他のプレイヤーにパスを出したりするのを見ると、あんなボールをヘディングするのは痛くないのかなと思う。
素人がやったら、脳震盪を起こしたりしないのだろうか。

Webで見たら、イギリスの研究結果が出てくる。
14人の元プロ選手を対象に調査したらしいが、みんな60代前半で認知症を発症。
慢性外傷性脳症を起こしていたとのこと。
ボクサーがなる、パンチドランカーという症状だ。

一人の遺族がコメントしている。

「父にとってはあまりに遅すぎる発表だわ。この研究は現在のサッカー選手や未来のサッカー選手のために重要なこと。父が亡くなってから15年以上が経っているというのに、サッカー協会は何もしてくれなかった。それはあまりに不道徳なことよ」

だいたい老年期にさしかかる時に発症するということだから、長い研究のスパンが必要だったのだろう。
人間の寿命が伸び、認知症という病気が明らかになったことも一因だ。
今回の12歳以下のヘディングの禁止は第一歩。

あのボールの衝突エネルギーは結構大きいと思う。
対策の一つはボールを軽くすることだろう。
でも、長いこと続いてきた伝統を変えるのは難しい。

一度ヘディングを禁止したサッカーを見てみたい。
それなりに面白いのかもしれない。

あるいは、ヘッドギアをつけるとか、装具で対策するという方法もある。

プロのサッカー選手は命を削ってプレーしているのか。

これからどうなるのかな。


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