考えたこと2

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化石賞
小泉環境大臣が出席したCOP25(国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議)で化石賞を受賞した。
温暖化対策に消極的な国に贈られる、どちらかというと不名誉な賞だ。
国内で、経済産業大臣が「石炭火力発電など化石燃料の発電所は選択肢として残していきたい」と述べたことが理由らしい。

日本は東北の震災で福島第一原発の事故があり、それ以降原発が止まって大幅に火力発電を強化した。
それは原発の安全性の再チェックのプロセスで、仕方なかったのだろう。
一時は太陽光の発電を推進したりしていたが、その電力の買取価格も改定され、ビジネスにならなくなった。
それはやむを得ないものだったと思う。
所詮昼間しか発電せず、曇りや雨の日には電力が落ちるような発電には頼れないからだ。

一方で、マスコミの反原発のキャンペーンはひどかった。
「福島はチェルノブイリになる」とか、「東京が放射能で住めなくなる」とかいうセンセーショナルな報道がされた。
一般の人たちがガイガーカウンターを持って、真剣に身の回りで放射能を測っていた。
その騒ぎを煽ったマスコミは、だんまりを決めこんでいる。
検証番組でも作ればいいのだ。

福島の人たちも、その報道に煽られ、たくさんの人が全国に避難した。
気の毒なのはその人たちだ。
一時避難は仕方ないとしても、もう帰れない人もいる。
本当の災害は「過度の避難」で引き起こされたものもあると思う。

国連の報告書が出ても、その内容はほとんど報道されない。
その報告書に基づいて、政策も決定されない。
雨が降って、溜まった水に汚染水という名前を付けて、いまだにタンクに入れている。
どれだけの労力が無駄にされたらわかるのだろうか。
非人道的ながん検診も行われている始末。
「科学」はどこに行ったのだろうか。

再生エネルギーの開発や蓄電技術の開発をすれば、クリーンなエネルギーを作ることはできる。
しかし、それはまだ絵に描いた餅なのだ。
日本がGDPを維持しようと思えば、安い電気代も大事だし、止まっている原発を動かすことも必要なのだと思う。

世間はそうは思っていないようだが…。


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