考えたこと2

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アイドルという仕事
昨日、ミュージックステーションは11時間の特番だった。
地上波で11時間の歌番組はなかなかチャレンジングだ。
よほど日本は平和なのだろう。
やってる方も、開き直っている感じだった。

夜の7時、8時あたりのゴールデンタイムはジャニーズ枠になっていた。
嵐、V6、Kinki-kids、関ジャニ8、Sexy Zone、Six Tonesなど、総出演。
しかし、見ていて痛々しかったのは、みんな年をとっているということ。
若いメンバーでも二十歳は超えている。
ベテランはだいたい40歳あたりだ。

V6が歌っているのを見ていたが、なんか元気がない。
やってる方も、50歳近くになって、こんなんやるか、と思っているように見える。
Kinki-kidsは片方が難聴とのことで、ヘッドフォンをしていて、気の毒だった。
病気でも出ないといけない、というのはエコノミック・アニマル時代のサラリーマンだ。

それもこれも、ジャニーズ事務所がタレントたちを終身雇用しようとしているからだ。
終身雇用という事を決めているわけではないが、会社の方針としてそうなんだろう。
みんな、ジャニーズ事務所に「就職」しているのだ。
強固なファンクラブを作って、ファンを続けさせる工夫もしている。
そのために、ファンも高齢化して、結果的にアイドルも高齢化した。

昔はある年齢になったら、アイドルは卒業だった。
女性の場合は、キャンディーズや南沙織のように、明確に卒業する人もいたし、だんだんと立ち位置を変えて「脱アイドル」していった。
男性の場合も、新陳代謝があって、人気だけのアイドルは消えていったと思う。
実力があれば残れるし、引退もあるし、俳優になったりする道もあった。
それこそ、運と才能次第だったと思う。

それがジャニーズではサラリーマン化してアイドルが「仕事」になった。
「仕事」だから、食うためにやらないといけない。
会社の言うことを聞いていれば、いつまでも「アイドル」を続けることができる。
去年、それに嫌気がさして、分裂したグループもあった。

みんな、小さい頃からジャニーズ事務所に「就職」することを目指して就活する。
その就活が後ろで踊っているダンサーなのかもしれない。
いかにも日本らしい、「アイドルという仕事」だ。

今の日本、会社に寄りかかっている中年が多いという。
技術革新を阻み、自分のやってきたことを変えられない。

どうも同じような図式になっているのではないか…。


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