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2019.12.12 Thursday
cat whisperer
ネコの気持ちが分かる人のことを「キャット・ウィスパラー」と呼ぶ。
欧米の大学ではこの手の研究が多い。よく記事になる。 今回はカナダの行動生物学者の論文。ナショナルジオグラフィックに出ていた。 犬の訓練士のことをドッグ・ウィスパラーという(そういう海外のテレビ番組もあった)。 イヌにささやきかけて、カリスマトレーナーが問題犬を訓練するものだ。 そのネコ版で、キャット・ウィスパラーだ。 論文の著作者は、自分でも2匹のネコを飼っていて、明らかにネコ好きの学者。 まあ、自分の趣味の延長でこの論文が出来たということか。 一般的にイヌは人間と仲良しで、気持ちを伝える方法(しっぽを振る)があるし、わかりやすい。 でも、ネコは何を考えているのかわからない、という意見も多くて、ネコ好きとしてはそれに対抗したかったのかもしれない。 中に短い動画を8つ見せて、ネコがポジティブか、ネガティブかというテストがあった。 ぼくもやってみたが、6つ正解して、まずまずの成績。 もともとネコが好きだったからか、一時ネコ動画ばかり見ていたからか、わりと成績がよかった。 研究チームはネット利用者をランダムに選び、85カ国から6329人を被験者にして、短い映像を見せてネコの期限が良いか悪いかを答える、というテストを行った。 その平均値は20点満点で11.85点。 でもその中の13%は15点以上の正解率。 ぼくと同じ正解率だ。 その人達は「キャット・ウィスパラー」になる。 多くの動物は表情でもコミュニケーションを取る。 もちろん、視覚よりも聴覚の方が大きいかもしれないが…。 ネコも人間の表情を見ているらしい。 そういう研究結果もある。 まあ、ぼくは75%の正解率で満足。 キャット・ウィスパラーの仲間入りだ。 |
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