考えたこと2

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連帯責任
教育界は連帯責任が好きだ。
何でも連帯責任にすればいいと思っている。
誰の責任か、ということを明確にして、その人を処分するということはない。
これが委員会機構の悪いところ。

今回の東須磨小学校の問題は明確だ。
加害者ははっきりしている。
組織上、加害者たちを管理できなかった管理職も明確だ。
普通の会社なら、責任者と実行者(加害者)は引責するのが当然。
それをするから、次からはちゃんと管理するインセンティブができる。

それが関係者320人の連帯責任だという。
みんなでちょっとずつ責任を取るということらしい。
それで、組織としての責任は取ったことになるのだろう。
赤信号、みんなで渡れば怖くない、の世界。

大学の教授会と同じだ。
大学の教授会もみんなで決める。
学部長や学科長が何と言っても、合議だから多数決。
多数決が必ずしも正しいとは限らない、ということは往々にしてある。
日本の非営利組織がダメなのは合議で決めるからだ。

学生のレベルが下がると教えられないから、あまり成績や評定平均の低い人は入れないようにしよう、という方針を出しても、合議で通らなければダメ。
それなら、入った人たちをどう教育するか、ということを考えて、こういう科目を置こうと言ってもダメ。
自分たちの授業の内容を変えたくないのだ。
そういう事例はたくさんあるはず。

民間企業なら、経営責任は社長をはじめ経営陣が持つ。
その責任を取るから、高い給料をもらう。

市は「市教育委員会全体のガバナンスの欠如が問題の要因」等と説明しているとのこと。
それなら、ガバナンスを取るべき最高権威である教育委員を処分すればいい。
それをちゃんとしないから、同じことが何度も起こる。
いじめの隠蔽など、いくら言っても繰り返される。

いつまでことなかれ主義を続けるのだろうか。

こんな事をやっていては、いつまで経っても問題は解決しないぞ。


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