考えたこと2

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BIツール
ソニーが顧客の購買予測のためのAIツールを無償で公開した。
「Prediction One」というツール。

説明をここで見ることができる。
予測の事例は、過去の顧客の属性と商品を買ったかどうかというデーターから、新たな属性を持った顧客が買うかどうかを予測する、というものだ。
もちろん、それだけではなくいろんな分野で利用できる。
応用分野は以下のように説明されている。

製造業 機器の故障を予測し、効率的な点検で故障リスクを低減
小売・飲食業 来客数を予測し、仕入れを適正化してコストをカット
コールセンター業 入電数を予測し、オペレーターのシフト作成を適正化
不動産業 不動産の成約価格を予測し、業務効率を飛躍的に向上
金融業 貸し倒れなどのリスクを予測し、査定等の精度を改善

営業・マーケティング 顧客データから成約を予測し、成約しやすい顧客にアプローチ
カスタマーサポート 膨大な顧客の声を自動で分類し、全体傾向の把握が容易に
人事 業員の行動を予測し、ひとり一人に合った人事施策を実現
生産管理 出荷数を高精度に予測し、生産計画の精度を向上

事例では、Prediction Oneが予測モデルを作り、結果を出し、理由まで説明してくれている。
デスクトップでファイルをドラッグ&ドロップするだけだ。
やってみて、精度が高ければ、まだどうなるかわからない客のデーターを入れれば、どの客が買いそうかがわかる。

便利になったものだ。
こういうのを、BIツール(ビジネス・インテリジェンスツール)というのだろう。
ぼくが扱ったことがあるのは、数万件のデーターまでだったが、巷でビッグデータ−と呼ばれているのはもっと大きなデーター。

全国規模の顧客で、属性が多かったら、数億件のデーターなどもあるはず。
製造ラインで集めた、製品のデーターなども大きくなる。
そういうものを扱うとなると、簡単にはいかない。

エクセルの限界もある。
100万行、1万6千列だ。
普通ではそんなに使うことはないが、機械的に集めたデーターとなると、膨大なものがある。

ソニーが無償で提供しているのは、デスクトップで使えるものだから、おそらく100万件までのデーターを想定しているのだろう。
これでも、十分使えるところはあると思う。
ぼくが会社にいたら、やってみたいことも思いつくくらいだ。

こういう風にAIを使って業務を効率化していくのが大事なのだ。
ソニーの取り組みは、よく読むとツールは無償だが、サポートは有料というところがミソ。

こういうのをすぐにサポート無しで使えるというのが、これからのAI教育の狙いかもしれない。

でも、それはかなり難しいと思う。





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