![]() |
2019.09.29 Sunday
田舎あるある2
ちょっと前にも「田舎あるある」の記事を書いたが、その記者の続編の記事があった。
この人の記事の「ジャスコ」は本当にさもありなんと思わされる。 「ジャスコ」は、田舎で育った人たちが分かりあえるキーワードにもなるくらいだ。 都会で生まれたぼくには想像もつかないが、今でも田舎をクルマで走っていると、イオン(旧ジャスコ)の大きなモールが突如現れ、周りの雰囲気から浮いた感丸出しの風景に出会うことがある。 ああいうイメージなのだろうと思う。 「ジャスコ」の響きがエモい、というのも何となくわかる。 「いまではイオンに名称の変わってしまったジャスコですが、当時の私には神殿のようにみえたものです。ジャスコにはスーパーだけじゃなく、マクドナルドもあるしゲームセンターもある。なんていったってプリクラが撮れるんですから。 経験談になりますが田舎のデートでは、まず自転車で公園に合流して5kmくらいある長い道のりをジャスコ目指して鬼コギ(めっちゃ漕ぐという意味)します。到着したらマクドナルドで当時100円だったチーズバーガーを食べながらおしゃべり。 ゲームセンターに移動したら1人200円ずつ割り勘してプリクラを撮るのですが、そのときに彼が全額(400円)出してくれたら大喜びなわけですよ。 プリクラを撮ったあとはフードコートでメロンソーダかソフトクリームを食べながらだべって、ダウンロードしたプリクラを赤外線で送りあっていました。」 この経験談には納得させられる。 その記者が、「田舎あるある」を紹介している。 第10位 みんな早寝早起き 1位の岩手県は朝の6時17分起き。 一番遅い京都府は6時52分。35分の差がある。 田舎は高齢者が多いということもあるかもしれない。 第9位 コンビニが24時間営業じゃない 第8位 コンビニの駐車場がやたら広い 田舎ではもともと24時間営業ではなかったところもあるらしい。 また、クルマでの移動がメインなので、駐車場も広い。一番端に止めたら、5分歩かないといけないらしい。 第7位 テレビ番組の放送日がズレている これは就職していろんな田舎に出張して初めて知った。 2時間の火曜サスペンスが1時間番組になっているところもあった。 おまけに、夕刊がないのもビックリした。 全国紙の夕刊がある地域は都会だ。 第6位 最寄り駅がもはや最寄りじゃない 田舎の移動手段はクルマだから、家探しをするときに最寄り駅は関係ないらしい。 もちろん、最寄り駅は歩いて30分程度。 都会っ子が、最寄り駅の一駅手前で降りて歩く、というのを聞いて、「田舎の一駅、ナメんな」と思っていたとのこと。 第5位 カエルの鳴き声がうるさい これは昔はそうだった。 セミの声もうるさかったし、トンボもたくさん飛んでいた。 秋になると、コオロギやスズムシの声も今よりもっと大きかった。 なつかしい昭和の時代だ。 第4位 家の鍵をかけない 記者の田舎では家に鍵をかける文化がなかったとのこと。 未だに実家の鍵を見たことがないらしい。 いつも誰かがいて、「うちに盗まれるもんなんてないわ!」精神らしい。 第3位 テレビのチャンネルが少ない これも会社に入って出張で知った。 民放が2局くらいしかなかったりした。 今はインターネットがあって、田舎のハンディはなくなったが…。 第2位 星がきれい これはそうだろう。 ネオンがなく、空気がきれいだと星がたくさん見える。 20年ほど前にカブスカウトの手伝いをしていたが、キャンプに行くようなところは星がきれいだった。 第1位 電車が1時間に1本 クルマ社会で、過疎化も手伝って、どんどん電車(汽車)は減っている。 廃線になるところも、これからも増えてくるだろうと思う。 路線バスも1日5本程度だったりして、本当に大変だ。 過疎化、高齢化、人口減少で田舎はどんどん減っている。 もう集落として存在できなくなる。 経済的にもインフラを維持できない。 地方はそれをどうしていくのか。 そんな問題も垣間見える。 明るい田舎出身者の声にほっこりするが、少子高齢化、過疎化の日本の田舎はどうやって存在し続けるのか。 そんなことも考えてしまった。 |
![]() |