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ギャップイヤー
ギャップイヤーについての記事があった。
これは、アメリカの学生向けの記事。
アメリカではギャップイヤーという言葉が存在し、それが大事だ、という記事が出ている。

ここでいうギャップイヤーは大学に入る前。
日本でいうと浪人の時期になる。

アメリカでは、専門性が重視されるので、大学で学んだことと就職は密接に結びついている。
だから、高いお金を払って大学の専攻分野を選ぶことは、将来の仕事につながるのだ。
記事によると、

「技術によって、新たに作られるより多くの仕事が今後数十年でなくなるかもしれない。同時に米国の18歳の若者たちは、学士の学位にさえ10万ドル(約1080万円)以上の出費を求められることがますます増えている。

さらに若者たちは、自分が何者かも、どこに向かっているのかも分からない段階で人生全体に影響を与えかねない大学の専攻分野選びを求められている。世界について、そして自分自身についてより多くのことを学ぶため、1年間休息期間を持つことがより合理的かもしれない。この時間は「ギャップイヤー」と呼ばれることが多い。」

この状態は日本でも同じ。
高校3年生で大学の専攻分野を選ぶのは、難しい。
だから、学校は生徒にオープンキャンパスに行かせて、自分で選べという。
しかし、半日程度行っても、わからないと思う。

今は情報量は昔の比ではなく、自分で調べることで、わかることは多い。
しかし、そのようなスキルを高校で得るのは難しい。
ごく一部の優秀層になるだろう。

だからこそ、ギャップイヤーが大事だという。
高校卒業の時点で、自分が何者かを考え、世界についてより多くを学ぶのだ。

ギャップ・イヤー・アソシエーション(Gap Year Association、GYA)によると、高校卒業後に休息期間を設ける若者の90%は、ギャップイヤー終了後1年以内に4年制教育機関に入学しており、「ギャップイヤーを取ることが大学での成績平均点の向上につながるだけでなく、仕事への満足度と大きく関わっていることが複数の研究から示されている」とのこと。

1年遅らせることで、海外生活などでお金はかかるが、得るものは大きいということだ。
そのためには、怠けるのではなく、有意義な時間を過ごさないといけない。
そして、適切に過ごすギャップイヤーには以下の4つのメリットがあるという。

1. 世界を異なる視点で見られるようになる
2. 本当の目標とその最善の達成方法を決めることができる
3. 高等教育に多額の資金を費やさず自分探しができる
4. 価値のあるキャリア体験をする

現在、多くの大学で「留学」が教育の中に組み入れられているが、その効果も同じようなものだ。
異文化の中で1人立ち向かうことで、成長が得られる。
まして、自分で1年を使って専攻分野を決めるのだから、身につかないはずはない。

アメリカには高校を卒業後、そういうことが出来るようなプログラムもある。
そういう体験をすると、強くなれる。

金はかかるが…。


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