考えたこと2

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タイヤはキーパーツ
自動運転のステージを迎え、タイヤは重要な部品になるかもしれない。
なぜかというと、タイヤは路面に接する唯一の部品であり、路面の状況がわかるからだ。

今までは人間が路面を直接見たり、ハンドルやブレーキのフィードバックを得たりして、路面の状況を理解していたが、完全自動運転になるとその役割を代替しないといけない。
代替手段は、カメラで直接路面を見る方法もあるが、実際に路面をグリップして走るタイヤを使えば、もっと正確になる。

実際、ブリヂストンはタイヤの内側に貼り付けた加速度センサーを使って、路面の状況を把握し、それをクルマにフィードバックすることで、より安全なシステムを構築しようとしている。
また、それぞれのクルマからのデーターをクラウドにためて、それらを解析することで、どの場所がどういう状況かを地図上に集積する予定だ。
そのために、欧州の会社を買って、着々と準備を進めている。
タイヤメーカーも、データーを売る時代になる。

ミシュランは実際にトラックタイヤで、温度や空気圧の異常をみつけるサービスを始めた。
組んでいるのはソフトバンク。
こちらは路面データーではないが、実際にユーザーにメンテナンスの手間を減らす、というソリューション。
まずは現実的なビジネスだと思う。

たしかに、自動運転の時代には、路面の状況というパラメーターをクルマに伝えるというシステムは大事なものになる。
それをドライバーは目や手や加速、減速、ハンドルの手応え等の感覚で判断している。
そのドライバーを頼らないという前提で自動運転を考えるとき、路面情報は大事ということだ。

タイヤが路面状況を伝えるキーパーツだからこそ、各社が知恵を絞っている。
コンチネンタルの様に、タイヤのデーターをクラウドに吸い上げるというのも一つの手だろう。
要は路面の摩擦係数がどうなっているのか、滑りやすいのかどうか、排水状態はどうか、というようなところだろう。
これはリアルタイムでやらないと意味がない。
それを自動車メーカーがやるのか、部品メーカーがやるのか、難しいところ。
ブリジストンは自前でやろうと考えているのだろう。

デジタルの世界は、大きいものが勝つ。
GAFAを見ているとよくわかる。
最初にインフラを作ってしまえば、もう勝てない。

タイヤだけでなくデーター覇権も絡んで、これから大変だ。
やはり資本力のあるところが勝つのだろう。

どう生き抜くか、戦略が難しい。




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