考えたこと2

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AI野球
スポーツは目的がはっきりしている。
ルールの範囲内で戦い、相手に勝つことだ。

今、メジャーリーグでは、スタジアムにたくさんのカメラを入れて、選手の動きを解析したり、どんな球を投げて、どんな球を打ったのか、どういう飛球をどういう守備位置で取ったのかなど、全てを数値化することを進めている。
数値化ができれば、過去のデーターをもとに、相手のメンバーに応じて誰を使えばいいか、投げる球に応じてどこを守るべきか、計算で出すことができる。
どの程度試合中にリアルタイムで使われているのか、それはわからないが、こういうことが進むと試合中の作戦や指示も出せるようになるだろう。
そのうち、メジャーの監督もバレーボールのようにタブレットを持って支持を出す時代が来るかもしれない。

もちろん、人間の選手は指示通りに動けるかどうかはわからない。
確実に、不確実だ。
そこが面白いところなのだが、一方で統計や確率でそれなりの結果は出る。

以前、マネー・ボールという本を読んだが、あれがメジャーがコンピューターで解析をし始めたきっかけだ。
新しいマネージャーは、スカウトが今までの経験で選手を選んでいたのだが、統計的にフォアボールを選んで出塁率が高い選手を選ぶ。
理論的にはフォアボールをずっと選べば点が入るし、アウトは取られない。
余計なストライクはファールをすればいい。
極論だが、そういうことだ。

短期決戦では、そういう選択はうまくいかないが、100試合を超えるリーグ戦では統計が力を発揮する。
あの頃よりも、リアルタイムのデーターが増えて、より精度は上がっただろう。

コンピューターが賢くなれば、そのうち監督に指示を出し始める。
勝てるのなら、球団もそれを支持する。
人間の抵抗は大きいだろうが、実質的にはそうなる。

将棋や囲碁でコンピューターが強くなったように、ルールが決まっていて、勝敗がはっきりしているものは、不確実な要素があっても、統計的にはコンピューターが割り出した作戦の成功率は高くなる。
そのためのインフラ(スタジアムのカメラの数など)は整備しないといけないが、そんなものはどうとでもなる。

選手個人のデータもどんどん整備されていくだろう。
上手くなったら、データーでわかる。
極論すれば、コンピューターが監督になることも考えられる。

監督がコンピューターでも、人間がプレイしている限り、面白いだろう。
それは、人間がいい加減だからだ。

30年後のメジャーリーグはどうなっているだろう。


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