考えたこと2

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芸人のうつ病
こないだ電車で、向かいのおじさんが読んでいるスポーツ新聞の裏側に「名倉 うつ病で休養」という見出しがあった。
名倉というと、ネプチューンという3人組のお笑いのリーダー。

ぼくはネプチューンほとんど知らないし、あまり面白いと思ったこともないが、あの3人組で一番立ち位置が不明確なのがリーダーのように見える。
一人はドラマなどで使われているし、もう一人は完全なボケだ。
リーダーは今ひとつ立ち位置がはっきりしない。

ネプチューンは比較的早い時期にコントを卒業し、看板番組を持ったりして、便利に使われるようになった。
その方が儲かるし、レギュラーになれば仕事も安定する。
ナベプロの力だろう。
ヘルニアの手術後の「侵襲」が原因だというが、ぼくはそれ以外の要因もあると思う。

名倉にとってはコントの方が性に合っていたのかもしれない。
もう50歳。ちょうどこれから先のことを考える時期だ。
あんなバラエティをこれからも続けていっていいのか、という疑問が出てきたんだろう。
今さらコントには戻れない。

今の漫才師は売れるとタレントになる。
番組のMCを任されて、ゲストの俳優などをイジって笑いを取る。
あれは漫才とは全く違う才能。
ある意味、ゲスト扱いがうまいかどうかで決まる。
この「ゲスト」というのはイジられるゲストであって、リスペクトされるゲストではない。
そのギリギリの線でゲストを扱わないといけない。
優しい人はそういうことができない。
ゲストと自分の間に一線を引いてはやれないんだと思う。
きっと彼も優しいんだろう。
だから「うつ」になったのではないか。

チュートリアルの福田も一時うつ病で休んでいて、今も調子が悪いようだが、彼も同じようなものだと思う。
相方の徳井は、マルチタレントのタイプ。
一方福田は昔ながらの漫才師だろう。
徳井のボケは福田のツッコミがあって、初めて面白くなる。
しかし、福田は優しいヤツだから、ゲストにツッコミができない。
漫才ではボケとツッコミという役割があって、約束事にしたがってやっているのだが、それを超えられないのが福田。
そっちが普通なのだ。

彼の場合はまだ関西にいれば、そんなにゲストに気を使わずに済んだと思うが、関東の全国ネットになってしまうと、無理なんだろう。
チュートリアルの漫才は秀逸だが、このままいけば福田は気の毒だ。

役割的にツッコミは難しい。ダウンタウンの浜田のようにだれかれ構わず突っ込む勇気があれば、道も開けるのだろうが、あんな失礼なことは誰にでも出来ることではない。
ギリギリの線で双方が了解しないと、難しいのだ。

彼らはコントなり、漫才なりに戻ったほうが幸せだと思う。
このままいったら、テレビ局に潰される。
所詮、消耗品なのだ。

でも、そこに相方の問題がある。
収入的にはTVの方が儲かる。

板挟みになって、心が病む。
あんなバラエティをやめればいいのだと思うのだが…。


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