![]() |
2019.07.31 Wednesday
スカイライン
スカイラインというと、日本のスポーツクーペの名車。
もとはプリンスという会社が作っていて、日産に吸収された。 長いこと日産プリンスという名前が残っていたのは、このクルマのおかげだった。 四角い箱型のスカイラインは「ハコスカ」と呼ばれたし、宣伝で「ケンとメリー」が出ていた頃は「ケンメリ」という愛称があった。 「技術の日産」の頃は、ブルーバードとスカイラインはその象徴だったと思う。 トヨタの「トレノ」「レビン」も走り屋のクルマだったが、やはりスカイラインには名前負けするという印象だ。 「ハコスカ」のあの釣り上がったフロントのヘッドライトが、いかつい感じを出していた。 「ケンメリ」からは、丸いリアランプが特徴。 あそこから、スカイラインの伝統になった。 しかし、新しいスカイラインは、先進の自動運転技術が売りだ。 ドライバーが運転して楽しいクルマだったのだが…。 搭載されているカメラやセンサーは24個もある。 車載カメラで運転者の様子もチェックしていて、自動運転中もよそ見をしたり、すぐにハンドルを持てないような状況なら警告される。 高速道路を同一車線だけでなく、車線変更も自動で行える(ただし、車線変更をするかどうかは人間が決める)。 さらに、ナビと連動して高速を降りるところまで誘導する。 プロパイロット2.0というシステム。 レビュー記事によると、すごく運転がうまいらしい。 ふらつきもなく、安心して乗っていられる。 これからの自動運転は、スカイラインのような「人間らしさ」があるべき、という人もいる。 一方、営業利益が激減で絶不調の日産だ。 人員整理のニュースもあった。 自動運転だけでなく、電気自動車でも技術の日産になっている。 充電のためだけにエンジンを積んで、走るのはモーターというシリーズハイブリッドは日産の技術。 先行き問題は多いが、頑張ってほしいと思う。 |
![]() |