考えたこと2

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デジタル麻薬
アメリカでユーチューブやゲームにはまって、麻薬中毒のような症状になった子供がいるらしい。
具体的に言うと、精神的に不安定になり、友人から離れて閉鎖的になり、野球とボーイスカウトはやめてしまい、宿題もせず、シャワーも浴びない。
これを「電子機器中毒」という。

記事によると、こういう子供は、他に問題を抱えている場合が多い。
具体的には、うつや不安神経症といった精神疾患の症状から逃れようとして中毒になる。
当該の子供は、5歳のときに注意欠陥多動性障害(ADHD)、また6歳のときに不安障害と診断された。
医師によると、ネット中毒になったのは、こうした障害に対処するためらしい。
ネット中毒は原因ではなく結果なのだ。

治療のために、28日間のプログラムがあるという。
ここで診断検査や心理療法を受けて、ネット使用の加減方法を学ぶという。
ネットは麻薬やアルコールと同様に、快楽を誘導する物質を放出する引き金を引いて、脳の報酬系を乗っ取るらしい。
これが中毒になる原因。

日本でも、ゲーム中毒になっている人は、それに近いと思う。
四六時中スマホを手放せない人もそうだ。

しかし、この電子機器中毒からの回復というのは他の中毒より難しい。
なぜかというと、ネットは今や学校や職場で不可欠なものになっているからだ。
アルコールなどよりも、もっと身近で使わないと困る場合もある。
だからこそ、問題は深い。

WHOでも、「ゲーム障害」を疾患として認めたとのこと。
そのため、オンラインゲームは利用者に対して過度に利用しないように訴え、ユーチューブは利用者に休憩を促すために視聴時間を確認できる機能を追加したらしい。

テレビが普及したころ、「テレビばかり見ていてはバカになる」と言われ、注意されたのを思い出すが、オンラインゲームやユーチューブの中毒性はテレビどころではない。
何せその機械を持って歩けるのだから、見ようと思えばずっと見られる。
オンラインゲームになると、持ち場を離れられかったりするのだろう。

ひどくなると、トイレに行きたいけど、電子機器から離れられなくてその場で排泄したという例もあるらしい。
こうなると、まさに中毒だ。

そのうち、オンラインゲーム用の「おまる」なども販売されるかもしれない。
サンドイッチ伯爵ではないが、ゲームをしながら食べられる食事とかも必要だ。

ぼくらはスマホネイティブでもないし、そんなに中毒になるようなこともしていない。
パソコン中毒の気はあるが…。
でも、先進国では今の小学生くらいからは、生まれた時からスマホがある。
もちろん、日本でもだ。

意外と人類を滅ぼすのは、スマホかもしれないぞ。




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