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2019.07.13 Saturday
仕事選び
CAというと、Cabin Attendantのこと。
昔で言うスチュワーデス(もちろん今は男性もいる)。 いまでもCAを志望する女子学生は多い。 専門学校もあって、JALやANAのOG、OBが講師をやっていたりする。 それが成り立つほど、なりたい人が多いということだ。 いろんな大学でエクステンションという言葉が使われている。 一般的には公開講座などの、地域の社会人向けの講座のことを言うのだが、学内でやっている学生向けの講座のことを指す大学もある。 エクステンションの講座では、公務員講座が一番ポピュラーだ。 でも、女子大などではエアライン系の専門学校がやっている講座を置いているところもある。 それくらいCAは人気がある。 飛行機が好き、空港が好き、海外旅行が好き、ということでCAということになるらしい。 家族特典も大きい。 ANAやJALなら家族も海外旅行が安く行けたりする。 「家族のために」という学生もいる。 選考基準ではTOEICが550以上とか、身長が何センチ以上とかいうのがある。 背が低いと、キャビンの上にある棚に手が届かない、ということらしい。 「私は背がアウトだから、グランドスタッフになりたい」という人もいる。 グランドスタッフはGSという。 ぼくらはGSというとグループサウンズのことだったが、今はグランドスタッフ。 CAもグランドスタッフも、きつい仕事だ。 特にグランドスタッフは、チェックインをしても搭乗口に現れない人を呼んで走り回ったり、どうしたらいいかわからない外国人の誘導をしたりする。 国際線は朝から晩まで飛んでいたりするので、時間も不規則。 だから、離職率も高い。 ちゃんと離職率を公開していても、なりたい人は減らない。 空港には独特の雰囲気があるのだろう。 たしかに、国際線のパスポートコントロールを終えて出国すると、そこは何となく日本ではない、という感じがある。 免税店が並んでいて、外国人もたくさんいる。 海外出張の時は、免税店で出国前にタバコを買ったものだ。 搭乗券を見せて、免税で買うと驚くほど安い。 今は税金が上がっているから、余計に安いだろう。 免税店専門の求人もある。 そういう店でコスメティックを販売したい、という人もいる。 いろんな仕事があって、いろんな人がいる。 これからはサービス業の時代。 製造業は1990年にピークの約2000万人いたが、2018年には1566万人に減少している。 サービス業は、ずっと増え続けて今や4870万人。 日本は製造業ではもう食っていけなくなる時代。 古いぼくらは、頭を切り替えないといけないんだろうなあ。 仕事選びは難しい…。 |
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