考えたこと2

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なつぞら
今回の朝ドラは「なつぞら」。
戦争で孤児になった主人公を、戦友が引き取り、北海道の牧場で家族と一緒に育てる。
ここいるのが、草刈正雄扮する祖父。
自分で開拓してこの牧場を作り、牛を育て、大きくした開拓者という役どころ。
前回の松坂慶子もよかったが、このドラマも北海道編は草刈正雄が締めていた。
年をとって、いい役者になる人もいる。
農業高校に行き、牧場の仕事をしようとしていたが、アニメーションに憧れて、兄妹のいる東京に出ていく主人公を見送る場面はよかった。

でも、この「なつぞら」というドラマ、前にやった「ひよっこ」と同じ昭和の時代を描いているのだが、あまり昭和っぽくない。
戦争直後の場面はあったが、そこからは北海道で60年ほど昔という感じはしない。
ぼくの持っている牧場というイメージが古いままなのかもしれないが…。

主人公が東京に行っても、状況は昭和を表しているが、どういうわけか昭和っぽくない。
「ひよっこ」と何が違うかというと、時代の「貧しさ」という感じだ。
「ひよっこ」は貧しかった。
でも、「なつぞら」は貧しくない。

新宿のムーラン・ルージュという劇場や、アニメの勃興期、彩色をする人たちの昼食がパンをかじるだけ、というような場面もあるのだが、なぜか貧しい感じがしない。
主人公の職場が、かたや田舎から集団就職したトランジスタラジオの工場、かたやアニメのスタジオという違いなのか…。
住んでいるのは、おでん屋の2階の四畳半なのだが、やっぱり見ていて貧しくない印象がある。

戦後は貧しくないといけないというのはぼくの先入観。
でも、事実そうだったのは間違いない。
「ひよっこ」にはあった、集団就職の仲間とか、工場の職場の合唱団とか、工場が潰れてしまうところとか、そういう場面がないからかもしれない。
制作側が意図的にそういう画面を省いているのかもしれない。

ドラマの本筋とは関係ないのだが、なんか気になる。
気のせいだろうか。

いよいよ主人公がアニメーターになって、楽しみではあるのだが…。




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