考えたこと2

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割合の割合?
割合がわからない学生が、何とか第一段階をクリアしても、本当にわかっていないと「割合の割合」の問題はわからない。

旅行に行くのに前金を2/15払って、行く直前に前金の2/3を払ったという時に、トータルで全体のどれだけ払ったか?という問題。

まず「2/15の2/3」をどうやって計算するかということだ。

割合は全体に対する部分の比率ということがわかっていれば、全体を2/15とみて、その2/3だから、2/15×2/3=4/45とわかる。
しかし、こういう計算ができるためには、2/3をかける、ということの意味をわかっていないといけない。

分数とは何かということになる。
2/3をかける、ということは3で割って、2倍することであり、かけることでその大きさがわかる、ということだ。

さらに、それと前金の2/15を足さないといけない。
計算で出した4/45と2/15を足して、はじめて全体のいくら払ったかがわかる。
ここで通分をしないといけない。

4/45+2/15=4/45+6/45=10/45

この計算のやり方を覚えている必要がある。
ここが第二のハードルになる。

そして約分をしないといけない。
10/45=2/9
ここまでスッとできる学生はありがたい。
逆に言うと、スッと出来ない学生がたくさんいるということだ。

90年代にすでに「分数が出来ない大学生」という本が出ていたが、2019年になっても状況は変わらない。
もう30年経ったが、状況は悪化している。

これを文科省の失敗と言わずして、何というのか。

教えてほしい。


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