考えたこと2

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AIロボット対人間
NHKのBSで世界のAIロボットの特集をやっていた。
ラスベガスで、ホテルの客室への配達や、飲み屋のカクテルを作るロボットなどが、どんどん人間の仕事を侵食しているのが紹介される。
労働組合が、それらに反対してデモをしていた。

農業分野で、いちごの取り入れをやるロボットもやっていた。
イチゴは熟れ方が個別に違うので、移動しながらカメラでいちごの熟れ具合を見て、一つ一つ判断して採り入れる。
広大なイチゴ畑で、今までキューバからの移民が禁止されたことから、そういう機械をイチゴ農家が作った。
1台で30人分の働きをするという。

企業の面接もAIだ。
AIは話の内容だけでなく、声のトーンや表情など1万以上のポイントをチェックするらしい。
開発者は、人による採用面接は先入観や偏見に満ちている、という。
実際にアナウンサーがやってみていたが、彼は人間と違って、緊張したという。
しかし、開発者によると、AIはそういう仕事をやる上で関係のない緊張は無視するという。
だから、いいとは思わないが…。

次にロンドンを舞台に産業革命の歴史が紹介された。
第一次が蒸気機関、第二次が石油・電気、第三次がコンピューター。
それらによって、たくさんの仕事がなくなったが、新たな仕事ができた。
そういう歴史を人類はたどってきたのだ。

しかし、AIロボットを採用したネット通販の会社の倉庫を見るとそうは思えない。
広いフロアでAIロボットが走り回っている。
人間はそのフロアの下で、商品をディスプレイにしたがって個別包装する。
考えるのがAIで指示通り動くのが人間。
今までの関係とは違う。

続いてフランスだ。
AIベンチャーをやってる若い社長が出てきた。
父親は株式トレーダーをやっていて、リーマンショックのあと仕事をAIに取られたという。
AIは人間がするようなミスはしない。
だから、どんどんAI化しているという。
それを防ぐために、自分たちはAIの倫理を考えていると言っていた。

次はドイツ。
人工知能研究センターが取材されていた。
ドイツは国を挙げてインダストリー4.0に取り組んでいる。
1つのラインで500種類の配線用コネクタを作り分けるところが映っていた。
人の仕事を代替する場合は、教育プログラムで配置転換するということらしい。
それもいつまで続くのか…。

ドイツの労働組合は労働者の再訓練施設を作った。
ロボットのメンテナンスの仕事の訓練をやっている。
結局はタブレットに示される機械の指示によって、機械のネジを締めたり、扉を開けたりするだけなのだが…。
それでも、人間のように動けるロボットがまだいないから、仕事が成り立つ。
ちょうどコピー機がジャムったときに、コピー機のディスプレイに従って紙詰まりを直すようなものだ。
いずれはそれも機械に置き換えられるのかもしれないが…。

次に紹介されたのは中国。
北京の無人レストランが出てきた。
レストランの天井から、螺旋状のレールに乗っていろんなものが運ばれてくる。
ちょうど日本の回転寿司のような感じだ。

今の中国は「無人ブーム」だという。
ここでも通販会社の倉庫が出てきた。
誰もいないフロアをAIロボットが走り回っている。
注文の行き先別に商品を持っていく。

町中でも宅配ロボットが配達している。
目的地についたら、注文者のスマホに電話でパスワードを連絡して渡す。
北京の住宅街の一部で実際に運用されている。

番組の後半では日本の銀行員が、中小企業診断士を取得しようとしている事例とか、カナダのオンタリオでベーシックインカム(働かなくても国がお金をくれる)の取材をしていた。

海外のAIやロボットの利用状況がよくわかった。

人間がしんどい仕事から開放されたり、より正確な仕事ができるようになるのは歓迎だ。
日本の場合は、人口減少対策にもなるだろう。

これからの時代を生きる人たちは大変だ。
そのためにも、自分のキャリアを複線で考えておかないといけない。


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