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2019.05.06 Monday
心電図機能
新しいアップルウォッチには、心電図の測定機能がついたらしい。
心臓に問題を抱えている人にとっては、ありがたい機能。 ところが、この機能は日本では使えないらしい。 日本には「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」というのがあって、心電図を計測する機械はその制約を受けるらしい。 そのため、当局の認証を受ける必要があり、ぶっちゃけた話、あまりにも煩雑で実用的でない手続きを強いられるとのこと。 たとえば、販売店に管理医療機器営業管理者に該当する資格を持ったスタッフを常駐させないといけない、というようなことになる。 最終的には年単位の時間が必要になるらしい。 そんなことはやってられないから、アップルウォッチの心電図機能は日本では封印されるとのこと。 アメリカにはそんな規制は存在せず、心電図計測アプリの認可を受けるだけだという。 もちろん、前向きに審査されるらしい。 基本的に市場メカニズムに任すということだ。 実際に使った人の記事によると、不整脈等の問題を抱えている人にとっては、心室細動の傾向の有無が示され、安心できるという。 それだけ使い物になるということなら、日本でも販売すればいいのだ。 それによって、未然に心不全を防ぐこともできるだろう。 こういうことが、規制緩和を進めないといけない、という事例になる。 規制を気にしないでよくなると、新しい技術の開発が進む。 これからの高齢化社会、本当にそういう機能が腕時計につけられるようになると、健康寿命が伸びる。 医療費削減のためにも、役に立つだろう。 今までなら、医院に行かないと心電図は取ることができなかったが、テクノロジーの進歩でいつでも取れるようになる。 それを妨げているのは、ひとえに役人の規制。 こういうビジネスチャンスは、たくさん隠れていると思う。 声を上げてどんどん緩和していかないとダメだ。 それを妨げているのは、規制する側の既得権。 規制が減れば、役人の仕事が減る。 それが嫌なのだ。 もっと自由にするべきだと思う。 もう言わなくなったが、アベノミクスの3本の矢の一つは規制緩和だったはず。 結局は役人の壁で頓挫している。 日本が新しい産業で先んじるには、今こそ規制緩和を進めてほしい。 |
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