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2019.04.27 Saturday
球数制限
高野連は野球の将来を考えていないと思う。
せっかく新潟県高校野球連盟が、「球数制限」の導入を決めたのに、それに待ったをかけたからだ。 実際に学生時代に投げすぎたのが原因で、選手生命を短くする事例もある。 それこそ、高野連の人たちはたくさん知っているだろう。 これが高校生にとって「フェア」なことだとは思えない。 新潟高野連が導入を決めたのは、子どもたちの将来を守るのが、大人の責務だ、という考え。 まっとうな考えだと思う。 投げすぎによる「野球肘」などの健康被害が、実際にあるからだ。 今回の新潟の決定は、プロ野球の選手などにも支持されているとのこと。 高野連がいったい何を根拠に導入に待ったをかけたのか。 さらに、新潟などの地方では子どもの数が減って「野球離れ」が起こっているという。 健康被害が取り沙汰されれば、それに拍車がかかるということもあるらしい。 高野連は、勝敗に関わることだから慎重に協議すべきだ、と言っている。 結局、高野連自身が「勝敗」が一番大事だと言っているのだ。 学校のスポーツは、勝つことが第一の目的だっただろうか。 将来性のある選手の身体を壊してでも、勝つことが大事なのだろうか。 選手の将来を考えて、高校野球では1試合で100球以上は投げられない、というルールを作ればいいだけだ。 そのルールがどうして作れないのだろうか。 ルールが出来たら、ピッチャーの人数が必要になるというが、その方が野球の裾野が広がると思わないのだろうか。 おそらく、高野連の上の人達は昭和のスポ根世代。 「巨人の星」に代表される、「根性至上主義」の時代の人たちだろう。 やる気があれば、全てをカバーできるという考え方。 旧日本陸軍の「竹槍でB29を落とせる」という考え方から進歩していない。 アメリカのリトルリーグでは1試合100球という制限がある。 だから、学生時代に肩を壊す可能性は低い。 戦争に負けても、全く反省していないのだ。 早く老害は取り除かないといけないと思う。 |
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