考えたこと2

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独り言つ
「ひとりごつ」という言葉がある。
「独り言つ」という字を当てるんだろうが、最近この言葉を実感する。
もちろん、独り言を言う、という意味だが…。

だいたい、ぼんやりと過去のことを思い出している時が多い。
そういう時に、なぜか「あー、なんでやろう」とかいう声が出る。
これが本当の「独り言つ」ということか、という感じ。

若い頃は全くそんなことはなかった。
思いはあっても、声には出ない。

独り言つ、というのは、単に独り言を言うのではなく、意識しないで声に出してしまうことだろう。
若い時はそういうことはほとんどない。
ところが、年をとると自然と声が出てしまう。
そういう現象だと思う。

ぼくの場合は、後悔に類することが多いような気がする。
なぜか、ふと過去の失敗を思い出し、独り言を言う。

こういう時、行動心理学のギロビッチ博士の言葉を思い出す。

「人間は、行動した後悔より、行動しなかった後悔の方が深く残る」

たしかに、思い出して独り言つのは「行動しなかった」場面のほうが多いように思う。
深く残っているのかもしれない。

長く生きていると、いろんなことがある。
いろんな場面で、後から考えると失敗している。
どういう訳か、そういう場面というのは、わりとはっきり覚えているのは不思議だ。
逆に考えたら、場面を覚えているからこそ、失敗を覚えているのかもしれない。

時には、リフレインのように何度も、その場面が繰り返し頭の中に出てくる。
そういう時に、独り言が出てくる。

ラジオドラマで言っていた「人生はうまくいかないものだ。だからこそ愛おしいのかもしれない。」というのも、含蓄のある言葉。
だから、年をとると「独り言つ」ことが増えるのかもしれない。

こういうのは、年令を重ねないとわからないだろう…。





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