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2019.04.08 Monday
選挙
ぼくがまだ学生の頃は、選挙の前になると選挙カーが走り回り、「清き一票を」という決まり文句が聞こえていたものだ。
学校にいても、聞こえていたし、平日でも走り回っていた。 名前を連呼したりして、大人は大変だとか思っていたものだ。 今日は、統一地方選挙があった。 選挙運動期間中、朝に駅でビラを渡す人はいたが、本当に静かなもの。 ほんとに選挙をやるのか、という感じ。 候補者のポスターを貼ってあるのが、普段と違うくらい。 選挙管理委員会が淡々と選挙を進めて、投票に至る。 有権者の権利だというが、自分の住んでいるところにどんな問題や課題があって、それを各議員はどう解決しようと思っているのか、そんなことがわからないから、選挙に行く気にもならない。 時々駅前で一人で演説をしている人もいるが、話しているのは国政のマターばかり。 それはアンタの仕事ではないだろう、と思う。 実際の市議会や県議会ではどんな議論がされていて、何が争点なのかもわからない。 知ろうとしない有権者が悪いのかもしれないが、みんなの代表だというのなら、積極的に報告するのも仕事のうちではないか。 今はネットという無料の手段もあるのだから。 実際、トランプ大統領はツイッターでどんどん発信している。 そんな状態で、兵庫県議会も神戸市議会も投票率が40%を切って、過去最低となった。 民主主義は自分の地元の地方自治から始まる、ということは本当だと思う。 ということは、日本では民主主義が根付いているとはいい難い、ということだ。 議員のなり手不足もあって、無投票も増えているとのこと。 今はネットなどの無料の伝達手段もあるのだから、選挙管理委員会がそういうページを作って、候補者の意見を出させればいいのだ。 投票率の低さを問題と捉える人がいない。 今のままでやっておけばいい、という人たちが地方政治をやっている。 地方の役人もそれを問題と考えない。 自分たちの身分さえ維持できればいいと思っている。 本当に改革すべきは、選挙のシステムだろう。 インターネットの時代に応じた選挙システムを作らないといけない。 実際に議員の問題意識が何かということを明確にすべきだと思う。 そして、それは金もかからず、簡単に実現できる。 早くやらないと、無能な多選議員ばかりになってしまうぞ。 |
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