考えたこと2

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ネコの写真
アメリカのロボット会社が、サンフランシスコの猫カフェで、ロボットでネコの生活風景を動画で録っている。
ただ、これは趣味で録っているのではなく、仕事で録っているのだ。

ロボットといっても、手のひらに乗る、小さなブルドーザーみたいなものだ。
時間を表示したり、伝言をできたり、センサーで見て人を認識したりできるらしい。
英語なら、アマゾンのAIであるアレクサにも対応している。

もう発売しているようだが、そのロボットがペットを識別できないので、イヌやネコを識別するための学習用のデーターを取っている。
ロボットは人間は認識できるようになったが、同じようにペットを認識するというのは簡単ではない。
そのロボットの視点で見たペットのデーターが必要になる。
そのために、猫カフェでせっせといろんな姿を録画している、ということ。

そのデーターをディープラーニングで学習し、初めてネコをネコとして認識できるようになる。
そうすると、ロボットの機能として、家で留守番中のネコの写真を撮ったりできる。
そういうニーズはたくさんあるだろう。
ホームロボットという位置づけとして、機能を増やしていきたいということだ。

グーグルがネコの顔がわかるようになった、ということだが、そのデーターはこのロボット向けには適さない。
あれは人間が撮ったネコの写真を学習しており、人間の視点だから。
あくまで、そのロボットの視点で画像を撮らないといけない。
動画を録っておいて、それをコマごとに学習するんだと思う。
イヌやネコの身体の一部だけでも、識別できるように、録画をしている。

同じような学習をイヌについてもやっているところ。
まあ、イヌとネコに対応できれば、ペットのニーズの大半はOKだ。

パナソニックがペットの見守りロボットを発売しているが、あれは自動でペットの追尾をする。
赤外線センサーも併用していて、動くものを追いかける。
さらに、ペットの認識をするのだが、あれは人間の視点なので、Web上のネコの画像でOKだったのだろう。

視点が変わると、人間が撮った画像が使えなかったりする。
このあたりがAI開発の難しいところ。
かなりの画像数が要るんだと思う。
さらに、トラ猫もいれば、ブチもいるし、ペルシャネコやスフィンクスという毛のないネコもいる。
それらをロボットの視点で見るのは大変だ。

そういうことを意識せずにやってのける、人間の脳は素晴らしい。

たかがネコの写真、されどネコの写真…




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