考えたこと2

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Maasの戦略
トヨタのMaaS(Mobility as a Service)ビジネスモデルの紹介があった。
MaaSというのは、自動車などの移動手段を1つのサービスとして捉え、新たなビジネスモデルとして作り出す、というような意味だろう。
以前からトヨタが「e-Palette」という次世代電気自動車でコンセプトを出していたものだ。

e-Paletteは、もちろん自動運転車。
去年の10月に発表された、ソフトバンクとの合弁会社であるモネ・テクノロジーズでは、小型バスの形をしたe-paletteで移動中に料理を作り、できたてを販売する、というサービスを発表しているとのこと。
他にカフェのサービスなども考えられている。

今の通販では、注文を受けたら大きな物流センターから、最寄りの物流拠点に品物を運び、そこから小型トラック等で家まで運んでいるが、その小型トラックの代わりにe-paletteを使う、というモデルもある。
これはラストワンマイルと呼ばれていて、一番合理化がしにくいところ、と言われている。
家に近づくほど小口の輸送になるから、難しい。
これを自動運転車で代替えするという考えだ。
もちろん、自動車はピンポンを押して到着を知らせることはできないから、ネット経由でスマホやタブレットに連絡することになる。
全てはインターネットのインフラが前提になる。

これは出歩くことができない高齢者の利用が多い、スーパーの宅配などにも利用できる。
実際アメリカではそういう形態のスーパーも出始めている。

e-palette自体を店にしてしまう、という案もある。
動くコンビニだ。
これがほしい、ということをスマホで連絡すれば、勝手にこちらに持ってきてくれたりする。
人がいらないから、24時間でもOKだ。
移動しながら販売すれば、店舗が不要で、コストも下がる。
この形態で石焼き芋を売るとか、採りたての野菜を売るとかいうビジネスモデルもある。

パーソナライズされたバスみたいな使い方もある。
オンデマンド通勤シャトルバスというようなもの。
駅から勤め先までの移動だ。

こんなふうに、車での移動をサービスと考えると、いろんなビジネスモデルができる。
実際、どれくらいがいつ頃実現するかはわからない。

ただ、こうなると、トヨタばかりでなく、クルマ自体が売れなくなるだろう。
今のように自動車が走り回っている社会は、どうなっていくんだろうか。

トヨタのMaaSがうまくいった暁には、いろんなe-paletteが走り回っている社会なのだろうか。

便利になるとは思うが…。



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