考えたこと2

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デジタルトランスフォーメーション
今国会で騒いでいる統計の問題は、もとはと言えばCOBOLのプログラムミスだと聞いた。
COBOLというのは、技術系のプログラム言語がFORTRUNだったころの言語。
つまり、古い言語で書かれていて、今どきの人たちはそのミスに気づかなかったということらしい。
まだまだパソコンの時代ではなく、大型コンピューターの時代だった。

通常使う言葉と違って、プログラミング言語は移り変わりが激しい。
このホームページを作っているのはHTMLという言語だし、それ以外にC++とかJAVAとかいろいろある。
なぜいろいろあるのかと言うと、分野ごとに得手不得手があるからだ。
コンピューターのできることが増えたこともある。というか、いろんな言語ができたから、できることが増えたとも言える。
そういう歴史をたどってきたプログラミング言語の中で、まだまだ古い言語が残っている。
それが冒頭に書いた、COBOLというようなもの。

IT投資をちゃんと行っていれば、コンピューターの入れ替えも頻繁になり、必然的に古いプラットフォームで動かない言語で作られたものは消えていく。
投資の中に古いものの書き換えが含まれており、それが処理速度等を上げていく。

厚労省の統計をやっている部署が、COBOLを放置していたというのは、何となくわかる。
役所のIT化はだいぶ遅れている。
IT化を進めれば、人を減らさないといけないからだろう。
民間では当たり前に行われていたことが、一部の人たちの仕事を守るために、遅れてしまう。
これは学校法人も同じだった。
その象徴が年金事務所のようなところだった。

話がそれたが、その古いプログラミング言語で書かれたものが残っている、という問題がある。
経産省によると、

「老朽化した既存システムが残存した場合の経済損失は2025年以降、毎年最大12兆円に達する」

ということらしい。

デジタル化を進めていくことを「デジタルトランスフォーメーション」という。
略して「DX」。
経産省はDX推進ガイドラインというのを発表した。

ITに明るくない経営者が多いのは、ついこないだ経団連の会長室に初めてパソコンが入った、という事実が示している。
これは日本が世界に遅れた原因の一つだと思うのだが、それが現実だ。
それを取り返すべくやっているのが経産省のDXだと思う。

まず、一番遅れている役所(公務員)の意識改革からやるべきだと思うのだが…。



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