考えたこと2

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アメリカの大寒波
アメリカに今大寒波が来ている。BSニュースでやっていた。
主に中西部。シカゴ川は凍っているらしい。
シカゴはウィンドシティとも呼ばれて、寒風が有名だが、それで流れる川が凍るとは、スゴイ。

一部の地域では気温と体感温度の予報がマイナス40度とのこと。
日本で言えば、帯広あたりの真冬の朝がマイナス20度あたり。
日本とカナダで経験したが、いくら防寒着を着込んでも、顔が寒い。
息をすると、ちょっと苦しくなる感じだった。
そこから、まだ20度下がる。
これはもう命に関わると言っていいと思う。

そこで、中西部の警察は犯罪を「禁止」にしたということらしい。
犯罪は禁止されていることをやるから、犯罪だと思うのだが、それを「禁止」したということだ。
ニューズウィークの記事によると、

「中西部の一部の地域では今週、気温と体感温度予報が氷点下40度にもなりかねず、「命を脅かす」ほどの低温になるとされ、警察署や郡保安官事務所は「犯罪の休止」を宣言した。インディアナ州ノーブルズビルとイリノイ州ウェストチェスターの警察はネットで、不法行為をはたらくより「家で読書でもするか、ネットフリックスを見ているように」と呼び掛けたのだ。」

いくら警察が「犯罪の休止」を宣言しても、やる人はやると思うが、それくらい外に出るのは危ないということだ。
不法行為を働くよりも、家で読書でもしておけ、という警告は命が惜しかったら、ということだろう。
それにつきあわされる警察も大変なんだから…、ということも含んでいる。

そのうえ、犯罪は「無効」になる。

「ウェストチェスター警察署は1月26日、同署のフェイスブックページにこう書いた。「猛烈な寒さと風のため、わが警察署は、あらゆる軽犯罪および重犯罪活動を無効とする」。「犯罪者諸君、どうか気づいてほしい。いまは犯罪を犯すには寒すぎる。読書をしてもネットフリックスを見てもいい。FBIの銀行強盗犯情報サイトへ行って、容疑者逮捕に協力するのでも構わないが、外出して犯罪を犯すのだけはやめてくれ」」

「無効」の意味がわからないが、とにかく切迫しているのはよくわかる。
とにかく、寒すぎるのだ。
外出して犯罪を犯すのだけはやめてくれ、というのは真摯な声だろう。
なかには、これに違反したら、禁固刑に処す、という警察署もある。

日本の警察で、同じケースでこんな警告は出せるだろうか。
帯広警察が、今は犯罪をやるには寒すぎる、とか言ったら、文句を言う人が出てくるかもしれない。
でも、それくらい寒いというのが、マイナス40度。

冗談めかした警告だが、こういうのがアメリカらしい。
でも、犯罪者の方も負けてはいない。
シカゴでは拳銃でおどして、防寒着を盗む事件が起きているということだ。
何ともいえないイタチごっこ。

でも、それだけ寒いのは事実。
エライことだ。




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