考えたこと2

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追悼 横田順彌
今朝の新聞で、横田順彌が亡くなったという記事を見た。
そんなにたくさん読んだわけではないが、若い頃に、数冊の文庫を読んだ。
まだSFというジャンルが、文庫本のジャンルとして成立したいた頃。
1990年代くらいまでだろうか。

当時はSF作家がたくさんいた。
ぼくが読んだのは、小松左京、星新一、筒井康隆、光瀬龍、眉村卓、豊田有恒など。
その最後の方に、横田順彌がいた。

ドタバタのSF小説(それはそれで、細かい構成力は必要だが)を書いていたとおぼえているが、新聞によると後年は明治時代の事を書いていたらしい。
SFで食えなくなったということもあったかもしれない。

もう亡くなった人もいるが、たくさんのSF作家たちは今はジャンルを変えて生活しているのだろう。
横田順彌もその中の一人だったということだ。

思えば、SFのブームはちょうど高度成長からバブルの頃だった。
未来に夢があった。
明日は今日より必ず豊かになるし、科学はどんどん進歩して、人間を助けるものという意識だった。
そういう時代の中で、SFがもてはやされた。

ウィキペディアにはSF作家と並んで、明治文化史研究家と書かれている。

伊達や酔狂ではドタバタSFは書けない。
その才能や興味を、明治の文化研究で開花されたのだろう。

横田順彌は比較的若かったSF作家だと思っていた。
その彼が73歳で亡くなった。

合掌。





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