考えたこと2

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CD823枚
全米のアルバムチャート1位になった、ラッパーのセカンド・アルバムのCD実売がたった823枚とのこと。
一方で、ストリーミング等による合計は5万6000ユニットだったとのこと。
これらの合計でチャートの順位が決まる。
要は、アメリカではもはやCDを買って音楽を聞くということはなくなりつつある、ということだ。

もちろん、古い客層はまだまだCDを買っているのだろうが、流行りの音楽を聞く層については、もうCDプレーヤーも持たないし、聞くときは月額いくらのストリーミングで聞くか、ダウンロードして聞く、ということになる。

それにしても、全米のヒットチャートでトップの楽曲のCD販売がたった823枚とは…。
アルバムチャートだから、きっとアルバム単位でのストリーミングやダウンロードだと思う。

ミュージシャンに入るお金はどうなるのだろう。
CDが売れなくなって、ライブが増えて、それで食べていく、という図式になっているから、やっぱりCDが売れないとミュージシャンの実入りも減るのだろう。
このアルバムは全米1位のアルバムとして、実売が過去最低記録になったとのこと。
そういう時代なのだ。

このヒップホップというジャンルは特にストリーミングで聞く、という人が多いらしい。
だから、こういう記録になったのだろうが、いずれ全てのジャンルでそういう時代になる。
ここでも、必要なものを必要なときに、というサブスクリプションのモデルが生きている。

ぼくは未だにレコードを持っているが、聞く機会はない。
年をとって時間ができたら…とか考えていたが、めんどくさいのだ。
さらに、古い曲がどんどんデジタル化されている。
マイナーなものはレコードでしか聞けないだろうが、ユーミンはこないだ全部の曲をデジタルで聞けるようにした。
もうお金もたくさんあるし、曲が残ることの方が価値があると思ったのかもしれない。

若いミュージシャンの曲は、最初からデジタル化されている。

ということは、あと50年ほどしたら、古い曲を知っている人もどんどん減り、全てがデジタルの世界で残ることになる。
ぼくらの子どもの世代は、最初こそCDやカセット、MDだったが、今はごく一部の気に入ったミュージシャンのCDだけ買っている。

平成生まれの彼らが、最後の物理メディア世代になるのかもしれない。

新しい年号の世代は、もうデジタルキッズだ。
最初からスマホに入ったプレーヤーで、ストリーミングやダウンロードした曲を聞く。
それが当たり前になるのだろう。

老兵は去りゆくのみ。

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