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2019.01.13 Sunday
目玉焼き
笑福亭仁智が上方落語協会の会長になったということで、Youtubeで彼の落語を聞いている。
昔から、野球ネタで新作をやっていて、それがやたらと面白かったのが印象的。 何となく師匠の仁鶴の話し方に似てきた。 以前から新作をメインにやっている。 これからは、新作落語の時代なんだろう。 仁智の「多事争論」という新作落語があって、枕がやたら面白い。 枕というのは導入部。 東京と大阪の比較の話。 関西では鉄板ネタだ。 やすよともこなど、この1本でやっているくらい。 それはともかく「多事争論」という噺、目玉焼きにかけるものは何か?というのが話題。 ソースか、醬油かということだ。 噺の中では、大阪がソース、東京が醤油となっているのだが…。 他にも、塩とか、ケチャップ、マヨネーズなどが出てくる。 たしかにウスターソースは関西のものだと思う。 以前(といっても15年ほど前だが)出張で東京の食堂に行ったとき、関西で言うとんかつソースしか置いてなかった。 そのとき、東京支社の人に聞いたら、東京はそんな店が多いとのこと。 今はわからないが…。 観客にも何をかけるか聞いている。 その拍手によると、ソースと醤油と塩がだいたい同数という感じ。 仁智の言い方では、ゆで卵(煮抜き)には塩だが、目玉焼きは塩ではないという。 彼もソース派なのだろう。 ぼくは塩だ。 醤油をかける人も見たことはあるが、ソースはあまり見ない。 まあ、だいたい外で目玉焼きを食べることが少ないので、そんなに見たことはないのだが。 だからこそ、定番というのがないのかもしれない。 おまけに、半熟を良しとするのが常のようだが、ぼくはどちらかというとかたいのが好み。 両面焼いてもいいくらいだ。 ネットで調べると、目玉焼きにかけるもので殴り合いの喧嘩をした人もいるという。 それほどまでに、目玉焼きの好みは人それぞれ。 簡単な料理だが、奥が深い。 |
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