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2019.01.11 Friday
教員は終身雇用
何度か引用させてもらったが、また中沢さんという元小学校教員の人のブログ記事を読んで、なるほどと思った。
記事には、「なぜ学校教育の現場は子供や保護者の想いと乖離していくのか」ということが書いてある。 理由は単純だ。 「教員は終身雇用です。ゆえに、お客さん(子供や保護者)の要望を聞くより、内輪の評価を気にしたり、なにがなんでも居座ったほうが合理的です。」 「管理職に関しても、部下に嫌われるより、のらりくらり保護者の要望をかわしたほうが無難です。なんせつぶれませんし、リストラもありませんから。いくら子供のために職員や教委を敵に回しても、その年限りの感謝で終わってしまいます。教員たちは、それなりに合理的に行動しているんですね。」 教育委員会も同じこと。 だから、身内の理屈をこねて、いくら社会から批判されても変わらない。 研修をしても、教育委員会がやるのだから、的はずれな研修になってしまって、世間の要望とはマッチしないという。 そもそも学校の存在の目的があいまいだ、というのが筆者の意見。 学校の目的は教育だが、教育の目的とはと言われると、難しい。 教育基本法18条の第一項にによると、 「学校内外の社会生活の経験に基き、人間相互の関係について、正しい理解と協同、自主及び自 律の精神を養うこと。」 とある。 今の教員に、「学校内外の社会生活の経験」に社会人としての経験があるのだろうか。 社会人の大多数は民間企業で働いたり、自営をしたりしている。 その人たちの常識が学校で通用するのだろうか。 そんなことも考えてしまう。 日本の教育を刷新するには、今の教員養成制度を変えないといけないと思う。 |
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