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2019.01.06 Sunday
松坂慶子
今回の朝ドラを締めているのが松坂慶子。
ヒロインのお母さん役で、源氏の末裔の武士の娘というふれこみ。 何かというと、保守的な発言をして、ちゃちゃをいれる。 口癖は「私は武士の娘です」。 その割に、簡単に前言を翻す。 権威好きの機会主義者といった感じ。 だいたいは、やろうと思ったことに反対したり、一旦やり始めたことをやめようとしたら反対したりする。 シンドい仕事にはぼやき、お金がなくなると文句を言う。 極めて日本的な前例主義のいやなやつ。 これが男だったら、メチャ感じ悪い。 しかし、松坂慶子の演じる母親には、嫌味がない。 これがスゴイところ。 このドラマ、松坂慶子がいなかったら面白くなかっただろう。 「男はつらいよ」でマドンナをやった女優も半分以上は見なくなった。 朝ドラにレギュラーで出演するような人は、他には竹下景子くらいだろう。 マドンナ役で出たような女優は、年をとるとどういう役どころで出るかが難しい。 吉永小百合や浅丘ルリ子は年をとってもきれいな役だ。 だから、だんだんと出る幕がなくなる。 松坂慶子は、上手に役を選んでいると思う。 大したものだ。 彼女ももう66歳。 日本の年寄りは本当に元気だ。 いつまで頑張ってほしい。 |
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