考えたこと2

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イヌの名前ベストテン
昔ぼくが子供の頃、イヌの名前といえば、ポチ、クロ、シロ、コロなどだった。
なぜかと聞かれても難しいが、そういう相場だったと思う。
見た目で名前を決めていた。
今のようにスーパーにドッグフードのコーナーなどなく、人間の残飯が主食だった。

ほとんど外で飼っていたし、数も少なかったと思う。
まだまだ日本は貧しかったから、血統書付きの洋犬などほとんどいなかった。
たいがい日本犬の雑種で中型犬だったなあ。
何となく茶色いイヌが多かったような気がする。

小学校の時に、スピッツが流行って、友達の家にスピッツが来た。
キャンキャンとうるさいイヌで、言うことを聞かないヤツだと思った。
あれは、家の中で飼うイヌの最初だった。

その後、日本は高度成長を遂げ、少子高齢化の時代になり、ペット事情も変わった。
河原などの遊歩道でイヌを散歩させている人も増えた。
家の中で飼うのが当たり前になってきた。
複数飼っている人も多い。
たいがい、小型〜中型犬で最近はトイプードルやミニチュアダックス、チワワなどが多い。

イヌの名前もだいぶ変わった。
アニム損害保険株式会社の調査で、「どうぶつ健保」に契約した8万7千頭を対象に行った名前の調査によると、1位コロ、2位チョコ、3位マロン、4位モモ、5位モコ、6位ハナ、7位ソラ、8位モカ、9位レオ、10位ココアとなっている。

1位のコロはよくある名前だが、チョコ、マロン、モモ、モカ、ココアは食べ物の名前。
かわいい系の名前が多くなった。
人間も同じか。

そういえば、タローというイヌも近所にいた。
おとなしいイヌで、飼い主を迎えに行って車にはねられて、後ろの足が一本不自由になった。
それでも、公園のそばで出歩いていた。
あれが典型的な飼い犬だったと思う。
忠犬ハチ公みたいなイヌだ。

「犬たちの明治維新」という本の書評のページを見つけたが、そこに明治43年の朝日新聞に掲載されたデータを元にした“犬の名前ランキング”があった。
それによると、1位ポチ、 2位ジョン、 3位マル、 4位クロ、 5位アカ、 6位ポーチ、 7位ボチ、チイ、 9位シロ、ハチ、チン、タマとなっている。

そういえばポチは多かった。ぼくらの世代では、ポチといえば、イヌを想像する。
イヌの名前もポチからコロへ、そして食べ物の名前にうつり変わってきたんだなあ。

食べ物系の名前が増えたということは、より人間にとって身近なものになったということか。

そうかもしれない。
イヌは昔に比べてどんどん人間に近づいてきた。
特に高齢者にとっては、コンパニオンアニマルという感じだ。
セラピードッグという仕事もある。

だんだんと役割が変わってきたんだろう。

イヌも世につれだなあ。


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