考えたこと2

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音楽の未来
昨日はシングルCDの売り上げだったが、それとは別に10代がカラオケで歌う歌というのが、Joysoundから発表されている。(2013年)

1位千本桜、2位脳漿炸裂ガール、3位女々しくて、4位紅連の弓矢、5位残酷な天使のテーゼ、6位六兆年と一夜物語、7位天ノ弱、8位only my railgun、9位君の知らない物語、10位いーあるふぁんくらぶという状況。

その中でボーカロイドが歌っている曲が、5曲。
1,2,6,7,10位がそうだ。

ボーカロイド、通称ボカロというのは、2007年に出た「初音ミク」という合成音声での歌作りソフトで歌わせた曲、ということだ。(他のソフトで歌うのもあるかもしれないが)
もちろん、ぼくは1曲も知らない。

1位の千本桜という曲の歌詞はスゴイものだ。

大胆不敵にハイカラ革命  磊々落々(らいらいらくらく)反戦国家  日の丸印の二輪車転がし  悪霊退散 ICBM
環状線を走り抜けて 東奔西走なんのその  少年少女戦国無双 浮世の随(まにま)に
千本桜 夜ニ紛レ 君ノ声モ届カナイヨ  此処は宴 鋼の檻 その断頭台で見下ろして
三千世界 常世之闇(とこよのやみ) 嘆ク唄モ聞コエナイヨ  青藍(せいらん)の空 遥か彼方 その光線銃で打ち抜いて

1番だけだが、歌詞に反戦国家と出てくる。でも、えらい物騒な歌詞。
ICBMは大陸間弾道弾だが、意味は知っているのかな。
ぼくらの時代にも反戦歌はあった。
アメリカのフォークソングなら「花はどこに行った」とか、「風に吹かれて」とか。
日本なら、「さとうきび畑」とか、「教訓I」とか。
こんな過激な歌詞ではなかった。
これを10代の人たちが、意味をわかって歌っているのかと思うと、ちょっと心配になる。

この曲は小説やミュージカルにもなっているらしい。
よほど人気があるんだろう。
曲を聞いてみると、なるほどリズミカルで調子のいい歌だ。

しかし、カラオケで歌われる曲の1位になるとは…。

ということは、シングルCDでAKBやジャニーズが流行っているというものの、実際には10代は冷めているのかもしれない。
掲示板を見ていたら、「10代のやつに「どんな曲聞いてるの?」って質問したらみんな口をそろえて「ニコ動でボカロを〜」だってよ」という発言もあった。
20代以上の世代は、10代ほどボカロに夢中になっているわけではないらしい。

10代の中に、ボカロ文化と言っていいものが生まれようとしている。
作っているのはまだまだ10代以上が多いと思うが、聞いていたり、実際に歌っていたりするのは圧倒的に10代らしい。

クールジャパンと呼ばれているものの中に、ボカロも入っている。
これからボーカロイドはどうなっていくのだろう。
音楽の未来はどうなっていくのだろう。

ぼくにはほとんどわからない。



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