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2014.11.26 Wednesday
The Guilt Trip
バーブラ・ストライサンドというと、「追憶」で有名。
シンガーが本業かもしれない。 その彼女が2012年で主演した映画。 当時69歳だが、とてもそうとは思えないほどきれいだった。 日本では上映されていない。 WOWOWでやっていて、面白そうだから録画して見たが、なかなかいい映画。 でも、ネットで見たらあまり評価は高くない。 ぼくは好きだ。 これはロードムービー。 映画全体が旅になっている。 旅は日常から離れる機会。 そういう時には何かが起こる。 それが面白い。 息子と母親という珍しい取り合わせ。 過保護で子離れできなかった母親が、離れている発明家の息子(有機化学者)の洗剤の売り込みにつきあって、東海岸から西海岸までドライブする。 実際には、旅の終点のサンフランシスコでは、息子の仕事はない。 母の昔の恋人をネットで探し、独身の彼ともう一度会わせるという計画だ。 例によって、途中で母と息子のケンカがあり、仲直りがあり、テキサスでは1.5キロのステーキを完食するというイベントもあって、楽しめる。 クルマで走っている場面が多いが、景色が楽しい。 アメリカは広いから、雪が降っているところもあれば、真夏のようなところもある。 クルマの中では、母が持ち込んだ本の朗読のCDを聞く。 最初は嫌がっていた息子も、最後は一緒に聞いている。 アメリカにも、ああいうのはあるのか。 邦題が「人生はノー・リターン 〜僕とオカン、涙の3000マイル」という題名。 これがいただけない。 こんな題で見たいと思うだろうか…。 それが残念。 完全にハッピーエンドとは言えないが、いい映画だった。 |
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