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2014.11.10 Monday
冒険野郎マクガイバー
「冒険野郎マクガイバー」はテレビのシリーズのタイトルだ。
えらく野暮ったいタイトルだが、このシリーズは本国で1985年9月から1992年5月にかけて放送されたらしい。 ぼくは何かの拍子に深夜放送かケーブルテレビで見たのだと思う。 もう20年くらい前になるか…。 でも、印象的だったのでよく覚えている。 なんで覚えているかというと、この当時、ハイテクメカが流行っていたが、マクガイバーは銃を持たず、手近にあるもので道具を作り、犯罪組織をやっつける、というものだった。 ほうきや雑巾、そこらにある植物油などの調理用品、お菓子など、何でも使う。 手近なものの組み合わせで、思わぬものができたりする。 科学の知識と手先の器用さで、驚くようなものを作るのが見せどころ。 そんなに長いあいだ放送してなかったと思うが、それでも面白かった。 この番組、今のアメリカの番組の脚本家や俳優にも人気があるらしく、何かと出てくる。 出てくるといっても、ちょっとしたシチュエーションの中にそれとなく出てくる、とぼくは思う。 ひょっとしたら、マクガイバーのことを言っているのかな、というセリフがあったりする。 どこかに閉じ込められたりした時、そこにあるものを使って武器を作ったり、そこから逃げ出すために道具を作ったりした時、そんな会話がある。 直接マクガイバーの名前が出てくることはめったにない。 きっといろんな権利関係があったり、マクガイバーを知らない人にとっては面白くないからだろう。 さりげないセリフのほうが、洒落ているということもある。 なんでそんなことを思い出したかというと、サバイバルの番組を見たからだ。 ナショナル・ジオグラフィック・チャンネルでチョコレートと枯れ葉とコーラの空き缶で火をつけるには?というのをやっていた。 アメリカ人は意外と正解が多い。 ぼくはわからなかった。 コーラの缶は底が凹面上になっているので、その面をチョコレートで研磨して光らせ、それを凹面鏡にして枯れ葉に火をつける、というのが正解。 チョコレートを溶かして、包装している銀紙で磨くというのがミソ。 本当にやっていたが、晴れの日なら見事に火がつく。 こういうのは、マクガイバーのファンならわかるのかな、と思った。 だから、通行人の正解が多かったのかもしれない。 そう思うと、よくできていた。 だから、7シーズンも続いたのだろう。 こういうのこそ、日本でも作ってほしい。 |
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